2011年07月16日

ここが出る!!案内士試験(神社篇/ 承前)

暑すぎてヤケクソ、怒涛の更新である。

神社の数で3番目に多い「天神信仰」。菅原道真公であります。西日本に圧倒的に多いらしい。そういえば、どこでも見かけるような・・・。もうすぐ天神祭ですな。恥ずかしいことにワシはどこが本社なのか知らなかった。調べてみたら、京都の「北野天満宮」らしい。あそこかいな。大学時代にいちど行ったことがあるような。

「大宰府天満宮」も京都と並んで総本社らしい。福岡のひとはここに初詣に出かけることが多いんかな?
梅の名所だということはワシでも知ってるから、きれいなんでしょうねえ。(←あまり関心なし)
大宰府天満宮
大宰府天満宮.jpg

4番目の稲荷信仰。これは東日本で多いらしい。しかし総本社は「伏見稲荷大社」で京都であります。ここは拝観料無料なので外国人観光客に人気が高いらしい。へー。確かに神社仏閣巡りをしてると拝観料が地味に痛いもんな。おいなりさんは商売繁盛、豊作とかの神様だけど、狐色が秋の稲穂の実りを連想させるからという理由のほかに、神仏習合では密教神ダーラニーと稲荷神は同一視されていてダーラニーの使いが狐だからだそうだ。と、どこかのブログに書いてあったことの受け売り(笑)。

東日本に多いらしいけど、確かに小さい稲荷の祠はよく見かけたりするけどあまり稲荷社は見たことないな。近くにないし、それにワシは戌年だからおキツネさんはどうなんかいな。

なんで東日本に多いかというと、西日本では「えびす信仰」に取って代わられたという事情があるらしい。
「えびす」とは海からの漂着物、特に水死体を指すらしいですね。水死体が漂着すると豊漁のシルシってことでもともと漁民の信仰なんだけど、各地を巡回する傀儡師が広めたとかナントカ。

えびす信仰の総本社は「西宮神社(西宮戎)」なんだけど、ここに属する人形遣いたちが京の三条河原で能・浄瑠璃を語ったことでこの神社がえびす信仰の中心になったんだとか。いまでも1月の「十日戎」はすごい人出である。なんせ百万人を超す。ワシはこの神社のすぐそばで生まれ育ったので、初参りも七五三もついでに大学合格祈願もここでお願いした。結婚式は非常に高かったのでヤメたけど(笑)。

ついでに書いておくと、西宮神社の近くにある小松商店の「えびす焼」という回転焼きは非常に美味い。皮がパリッとして薄く香ばしく、アンコも上品。「御×候」なんか比べ物にならん。ここはまた、アイスクリームが美味いんだよな〜。地元出身、安田大サーカスの団長もブログに書いていて意を強くしたもんである。お近くにお寄りのさいはぜひ。
えびす焼
えびす焼.JPG


さてそれ以外の神様。まだまだいっぱい。なんせ「八百万の神」だからな〜。

たしか祇園祭の宵山はきょうのはず。昨日の朝は博多祇園山笠の「追い山」だった。祇園祭の発祥は「悪疫退散」、いまの季節は気温が上がるのでいわれてみればナルホドである。祇園社の祭神はなにかっつうと「牛頭天王」であります。なにかミノタウルスみたいなの想像しちゃいますが、仏教から来ている神様。
牛頭天王.jpg

神仏習合(こいつがまた難しい(涙))ではスサノオ。明治の廃仏毀釈で牛頭天王を祀る神社は強制的にスサノオ社に改組させられたんだとか。甲子園球場のすぐそばに「素盞嗚神社」って小さい神社があるけど、場所柄、「野球塚」とか「タイガース絵馬」がある(笑)。
タイガース神社.jpg



ほんでまあ、スサノオといえば出雲神の祖神ですね。日本神話は天孫系神話と出雲系神話、それと海神系神話の集合体、なんとも複雑きわまるもので理解が難しおます。

「国、譲れや」
「え、ちょ待て。デカい神殿建てて拝んでくれたら考えんでもないわ」
出雲大社
出雲大社.jpg

つうわけでできたのが出雲大社。しかしデカイ注連縄やの^^;) 全国神社ランキングの第6位の「諏訪社」は国譲りの際に反対した「建御名方神」(大国主の息子)が長野県の諏訪まで逃げてそこで腕をもがれて、ってのが謂れらしいから出雲系神社でありますな。注連縄が共通してるもん。

いまは合併でなくなっちゃったけど、出雲大社のある旧大社町の町長のムスメが「竹内まりあ」であることは、どうでもええ話やな・・・。


例の「大神神社」も崇神天皇がどうも国の運営がうまくいかないって悩んでたときに大物主(=大国主)が夢に現れて「ワシを崇める神社をつくればうまくいくぞ」ってことでできたらしいから、なんつうか古代における天孫系と出雲系の関係を示唆しとるようであります。

ワシの日本神話知識は諸星大二郎と星野之宣のマンガによるものがほとんどすべてなんだけど、仏教よりは個人的には面白いな。なんかいろいろ無茶してはるし。というわけで脈絡もなくオワリ。
posted by デンスケ at 08:11| Comment(4) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月15日

ここが出る!!案内士試験(神社篇)

お寺とくれば当然、次はお宮さんである。しかし困った。なんともつかみどころがない。開祖は誰かとか、ナニナニ宗とかないもんな(あるのかも知れないが)。系統だって憶えようとすると日本神話の知識が要るし、それに仏像みたいに明確な対象があるわけでもない。おまけに日本中にあまねく遍在している。こういうときは、「キリストの遍在」を意味するubiquitousという単語を使えばいいのかの?

神社ねえ・・・。まず、「日本最古の神社」はどこか調べてみた。諸説あるけど、大神神社(奈良県)あたりが有力候補らしい。ワシはここに初詣にいったことあるけど、なかなかスゴイとこでした。なんといってもここの特徴は、「神殿がない」のである。鬱蒼とした巨木の並ぶ坂道を登ったとこに拝殿はあるけど、ご神体は後ろの「三輪山(467m)」。

大神神社と三輪山遠景
大神神社.jpg

縄文、弥生とかかなり古くから信仰を集めていたらしいけど、正直変哲もない山である。禁足地で、登るには神社の許可がいるし時間制限アリ。写真も撮影できないしむろん禁煙。はは〜っとなりそうなところだ。ここの近所には卑弥呼の墓じゃないかといわれてる「箸墓古墳」もある。ナニヤラありそうなとこなんだけど・・・。

神社といってもいろいろある。天神さんとか、えべっさんとか。で、「いちばん多い神社は何か」も調べてみた。ここのサイトが詳しくて(現役の高校の社会の先生が書いてらして他にもいろいろ参考になる)、タメになります。で、
1.八幡信仰
2.伊勢信仰
3.天神信仰
4.稲荷信仰
なんだけど、ぶっちぎりで「八幡社」が多いらしい。ウチの近所にもある。

八幡とはなにか?









八幡先輩.jpg


・・・「八幡先輩」である。ワシはよく伴宙太と混同して、「ウォーイ、蛮場ヨォ」と真似してしまう。
ワシらくらいの年代の男性にしかわからんだろうが。

詳しくはリンク先を見ていただくとして、シャーマニズムと関連があるとは知らなかった。八幡社の総本社は九州の「宇佐神宮」らしい。和気清麻呂が道鏡を皇位につかせるかご神託を仰ぎにいったところね。
宇佐神宮
宇佐神宮.jpg

「道鏡に 根まで入れろと 詔」・・・・失礼。  

八幡神は応神天皇と同一視されるらしいけど、薬師寺の中にある鎮守八幡神社に伝わる「僧形八幡神坐像」(いっぱんに「三神像」と呼ばれる。国宝。東大寺にある秘仏とは別)は興味深いな。
三神像
三神像.jpg

おかーちゃんの神功皇后と奥さんと3体で並んでる。神功皇后は三韓征伐の伝説で戦前は戦勝神として大いに人気があったらしいが、敗戦後は株がガタ落ちしたらしい。

ワシは西宮市というところに住んでいるんだけど、「西宮」という名の起こりは市内にある「廣田神社」が京都から見て西にあるから、ってことらしい。廣田神社は神功皇后ゆかりの古社で、社格も高い。「福男選び神事」で有名な戎社総本社「西宮神社」はここの末社だった。いまは断然、西宮神社が有名だけど。

阪神タイガースは毎年開幕前に、市内の廣田神社に「戦勝祈願」、西宮神社に「商売繁盛」を祈願に行く。後者は非常にご利益があることが甲子園が連日大入り満員ってことで証明されてるみたいだけど、前者は・・・。タイガースファンとしては祭神の神功皇后になんとかお願いしたいところである。

・・・なんの話やったかな。そうそう、八幡社だった。もひとつ有名なのは鎌倉の「鶴岡八幡宮」だな。
鎌倉幕府三代将軍、源実朝が甥の公暁に殺されたとこね。源氏の守護神として起請されたのに皮肉なことだ。公暁が隠れていたといわれる大銀杏は昨年3月、大風で折れちゃったらしい。(一昨日、マンガの「鎌倉ものがたり」で知った。)
鶴岡八幡宮(左下の大木が大銀杏)
石清水八幡宮.jpg



さて第2位の伊勢信仰は圧倒的に東日本中心だとか。しかし総元締めの伊勢神宮は関西の小学生の修学旅行の定番である。ワシもいった。雨が降って、面白くなかったことだけ憶えてる。んなもん、小学生に「夫婦岩」なんか見せても面白いわけがなかろう。
夫婦岩
夫婦岩.jpg

伊勢神宮はやはり内宮の五十鈴川にかかる橋を撮ったこのアングルかしらん。
伊勢神宮内宮
伊勢神宮内宮.jpg


お伊勢さんというと「赤福」。本店で食べる赤福は非常に美味いらしい・・・。
赤福餅.JPG


暑いから、赤福のあんこを使った「赤福氷」をぜひとも賞してみたいが・・・。
赤福氷.jpg

続きは明日。
posted by デンスケ at 21:00| Comment(5) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

ここが出る!!案内士試験(歴史・仏教関係補遺)

なんで仏教関係を京都・奈良に限定しているのか。長野の善光寺や東京の浅草寺もあるじゃないかといわれそうだけど、「歴史」のジャンルだからだ。京都・奈良以外の寺社は「地理」の名所になるんじゃないかという気がする。日本の仏教史飛鳥〜平安時代に大きい比重を占める。それから法然から始まる鎌倉新仏教の成立で一般民衆に広まる。室町時代は幕府と密接な関係を持った京都の臨済宗系寺社の存在が大きくなる。

江戸時代以降はあんまり表舞台に出てこない。なので、すっぱり奈良・京都に絞ったほうがわかりやすかろうと思うのだ。それになんつっても「案内士」試験だし、観光名所にかかる部分が出るんじゃないかな〜。

京都の観光名所の嵐山はこれでもか、とばかりにお寺だらけだけど天竜寺以外は歴史の教科書に出てこない。なのでやらない。時間ないし。

というわけで、書き漏れたのの補遺。

小学生レベルで、平等院鳳凰堂を忘れていた(--)・・・。ま、ここがわからないと日本人としてどうなのか?ってかんじですね。

それから特徴ある仏教建築で「三十三間堂」を忘れてた。やたら長い本堂である。ここは弓道の大会が開かれることで有名。なので「弓道」がでてきたらここ。
三十三間堂
三十三間堂2.jpg



えーと仏教建築ではないが京都高尾の「神護寺」。ここは有名な「源頼朝像」を所有してはる。
しかし、このごろは頼朝じゃなくて「足利直義」像ではないかって騒がれてるやつですね。「伝源頼朝像」ってのが正確なところか。で、神護寺にセットで収蔵されてる「平重盛像」が足利尊氏じゃないのかっていわれてるな。
伝頼朝像(足利直義?)
伝源頼朝像.jpg
伝平重盛像(足利尊氏?)
伝平重盛像.jpg



いまさらそんなこといわれても困るがな。誰も頼朝の顔をみたことないんだから、いままでどおりでいいじゃないかって気がするのだけど。だいいち、神護寺はこの新説を否定してるじゃないか。
足利尊氏像(京都国立博物館蔵)も実は高師直じゃないのっていわれてるらしいが、尊氏はやはりこの蓬髪髭面がイメージ強くて、なんとなく「小豆洗い」を髣髴とさせる顔であってほしい。いまは「騎馬武者像」とかいわれてるらしいけど、なんか間が抜けたかんじだなあ。
伝尊氏像(高師直?)
伝足利尊氏像.jpg
小豆洗い
小豆洗い.gif



仏教関係はこれで終わり。次は神社篇。
posted by デンスケ at 06:40| Comment(2) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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