2011年03月10日

日本的事象(兵庫県版)

通訳案内士試験の口頭試問では日本的事象を問われるとかで、「ああいうのは英語でどういうのかな」と時々思ってみたりする。たいがい邪魔くさくなってすぐやめちゃいますが。

さて、ここ兵庫県ではただいま「いかなごの釘煮」シーズン真っ最中。

Little fishes boiled down with soy-sauce and sugar とでもいうのでしょうか。要はちりめんじゃこの甘辛煮ってものです。おせちの田作りみたいなもんか。もっと柔らかいけど。それ自体ではすごく美味いってもんでもないけど、炊きたてご飯とは抜群に相性がよい。

もともと垂水〜明石の沿岸部の郷土料理で、震災前にはごくローカルな食べ物。しょうゆと砂糖で煮倒すんだから、田舎臭い食い物です。京都あたりだともっと上品に「ちりめん山椒」あたりのほうが受けるんでしょうね。震災で日本の各地から支援を受け、そのお礼にということで送ったのがブレイクのきっかけ。どうもコ○プ神戸がフィクサーだったとか・・・。

いかなごなんぞどこにでもいる魚みたいですが、なんせ時間勝負でつくらないとすぐに味が悪くなるらしい。震災前には生のいかなごなぞ、兵庫県でも限りなく大阪にちかい阪神間では見かけなかったですがいまはふつうにスーパーで売ってます。




しかしかなり時期が限定され(いかなごはすぐに成長し、成長するとクセが強くなる。)、3月下旬になると苦味が強くなります。大量に採れるので、昔は船場の丁稚は大きくなったいかなごを来る日も来るもこればっかり食べさせられてたっていう話です。丁稚はいかなご食べながら「わてもいつか鯛を食べられるよう偉くなってやるねん」と思ってたんでしょうかね。まあ下魚の代表つうとこですか。

以上のことを英語で説明せよ。ムリ無理〜。

しかしいかなごの釘煮をめぐっては、そこらじゅうで悲喜劇が起こってるみたいである。

いちばん多いのがヨメシュウトメの葛藤ね。なんせこの季節になると初老のおばちゃんたちは何かに取り付かれたように大量に生産しはじめる。簡単な料理なんだけど、なんせ家中しょうゆ臭くなるし、魚特有のにおいもする。kg単位で作るのが普通(というか材料がkg単位でしか売ってない)、お年寄りには重労働ってことでヨメが動因されるのですね。というわけで、この季節になると憂鬱になるというヨメたちも嘆きの声がネットとかでよく見かけられる。

ウチはワシが作ってヨメハンは食べるだけというなんとも恵まれた環境である。ちっとは感謝せえよ。ブツブツ。

次に多いのが「永久凍土」と化したいかなごの処遇。

上述したようになんせ気がふれたように作りまくるおばちゃんたちはこれを知り合いに配りまわるのである。全部が全部、好きなひとばっかりでなし、そんなにいっときに消費できるでもなく、冷凍庫に保存されるのが多い。で冷凍庫でいつまでも凍ったままであると。「もう冷凍庫に入らへん」という嘆きの声がこれまたネットでよく見かけられる。

事実、以前姫路で勤めてた頃、バイトのおばちゃんが「ワタシあんまり好きちゃうし、ムスメも食べへんからいっぱいあるねん。ダンナがひとりで食べてるわ〜」とのたまっておった。どうも「いらない人にはいやほど当たり、欲しい人にはいきわたらない」という分配上の問題があるみたいだ。

確かに、梅雨前になくなって「ああ、ちょっと残念やな〜、でもまた来年」くらいがいちばんええんでしょうね。ワシはことしの分は作り終わった。実山椒が出回り始めたらこれまた佃煮にするつもり。夏の食欲ないときはこれがええんですわ。

で、ワシのレシピを公開しよう。いうてもネットにあるのそのままやけど。

いかなご    1kg 
しょうゆ    150cc
たまりしょうゆ 50cc
みりん     150cc
酒       50cc
中ザラメ    250g
しょうが    50g

1.いかなごはざるに上げ、静かに水で洗い流し水を切っておく。
2.しょうがは皮ごと千切り。
3.調味料をできるだけ大きな鍋で沸騰させる。
4.鍋にいかなごを分けて入れる。いっぺんに入れると団子になるので、ミルフィーユのようにいかなご、しょうがの千切り、いかなご、またしょうがと調味料の温度が下がらないように入れてゆく。
5.再び沸騰したらアクを取り、アルミホイルに指で数箇所穴を開け落し蓋をして吹きこぼれない程度の強火で炊く。あとは絶対に触らずに炊くだけ。(身が崩れるから)
6.煮汁が少なくなったら火を弱め、鍋をゆすり、いきわたるようにする。煮汁が見えなくなってきたら弱火で適当なところまで。やりすぎると焦げる。
7.煮詰まったら火を落とし、さます。ざるに上げ、余計な煮汁を切る。

ワシはレモン風味や山椒が好きなので、4の段階でレモンの皮や実山椒を投入する。

これだけ。コツはスーパーに朝一で入荷したら午前中あたりで炊き上げること、でかい鍋を使うこと、炊いてる最中にさわらないことくらい。らしい。

簡単なので機会があれば。なんでも興味のあるものはやってみるつうのがワシの性分だ。(関西弁で「いっちょ噛み」という。)この性分で英検1級取れたようなもんなんで、なんでもやってみよう、つうことです。


posted by デンスケ at 07:51| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
無知をさらけだすのを覚悟してきこ。

ちりめんじゃこといかなごは同じ魚なん?(泣)

いっしょのような。。。今まで疑問におもったことなくて食べてたが。。。

レシピ。。みたけど、焦げんように火の番してないとあかんのちゃうのん。。。(泣) 無理や。。



奥さんも「いいだんなさん」見つけたと思っていることを部外者ながら願うわ(爆)(←何にもできないだんなを持って困っているマダムより)


しかし、いかなごがずううっと泳いでる画像、よく見つけたね(爆)

ささ、僕ちゃん迎えにいってくるわ。ほなまたな〜。

人はどこで英語に挫折するのか(その2)いつ書くん?

私、どこまで英語がわかればいいのか(前編)ってかいたけど、どうしよ。。後編なんか、かんがえてへんかったわ(爆)

ま、なんか考えて問題提起して、コメンテーターに結論を委ねよう(爆)

ほなね〜。
Posted by 大阪の主婦 at 2011年03月10日 14:19
こんばんわ、大阪の主婦さん。

いわゆるちりめんじゃこいうのはカタクチイワシの稚魚らしいで。イカナゴのほうがクセ強いらしいな。そのぶん、甘辛く炊いても負けへんのとちゃうんかな。

いかなご炊くのは簡単やけど、確かに横にくっついとかんと無理やな。ワシは台所でPB読みながら作ったで。つい読みふけって焦がしたけど。

ワシは外ヅラええらしいけど、内面ヅラたいへん悪いみたいや。自分では思わんけど、性格悪いのんとちがうか。ヨメハンにいわれるもん(汗)。まあ外ヅラええんは一人っ子の特徴やし(笑)。というわけで、熟年離婚に脅えてます。なんで、でけることはしようと思ってるねん。(←ビビリ)

続きはまた気が向いたときやな。しかし英語に関係ないネタばっかりでやる気のなさがミエミエの最近であります(笑)。
Posted by でんすけ at 2011年03月10日 18:40
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