
主人公Adamは友人の頼みで故郷に戻ってきた。5年前、殺人の疑いで起訴され、その目撃証人は実父の後妻だった。証拠不十分で有罪とはならなかったが、疑惑は晴れていない。また父が義母を信じ、実の息子を殺人者呼ばわりしたことで、故郷を捨てる決心をしたのだ。常に自分を信じてくれた友人の厚情に報いるため、あえて故郷に戻ってきた主人公を待っていたものは・・・。というストーリーです。
"The Last Child"を去年読んだけど、ワシはこっちのほうが面白いと思ったな。筋立てが複雑で、多くの謎が絡んでると思ったからだ。江戸川乱歩賞じゃなかったエドガー賞受賞作であります。
この作家、二つしか読んでないけどワリと早くに事件が起きて、だいぶストーリーが進んだなと思ってもまだ半分くらいでこれからどうするんかいな?と思ったのは"The Last Child"と同じですが、本作のほうが後の展開が早い気がした。"The Last Child"の詩情が好きだという人もいるだろうしそのへんは好みかな。
それと、本作は一人称小説だけど、"The Last Child"は客観描写。どうも自分の読書傾向を考えると、一人称小説が好きなような気がする。イシグロなんか全部一人称だしな。主人公に移入しやすいので、読みやすいのかもね。日本語だとあんまりそんなことは考えないんだけど、やはり母国語でない言語だとそういうもんなのかね。
英語は抜群に読みやすい。端正な文章を書く作家だと思う。グイグイ読んでみたいひとには断然オススメであります。
さて"Jesus'Son"は3つほど読んだ(短編集なのだ)けど、散文詩みたいでよくわからないなあ。ブンガク的というか。かなり俗語・卑語が多くてワリとその方面に強いワシも苦戦中。文章のリズムはへえ、と思うようなフレーズもありますが、味わう英語力はまだアリマヘン。そう考えると、やっぱ翻訳者ってすごいなあと改めて思いました。
しかあし。海外ミステリを読んでると(ワシは国内ミステリ読まないからよくわからんが)、なぜ登場人物は危機に陥るとコトをいたすのでしょう。不思議だ。そんなヒマあるんかと。ワシは殺人事件に巻き込まれたことないから、ワカランな。あれかな、片づけやら引越しやら忙しい最中にどうでもいい昔の新聞記事を読んでしまうようなもんかいな。まあどうでもいいですが。
きのう「相棒」の新春スペシャルをヨメハンが観ていたので、なんかつられてワシも観たけど水谷豊のイメージなあ。あんな取り澄ましたような役柄よりもっと胡散臭いのがええと思うねんけどな。と、「バンパイア」の頃からリアルタイムで観ているワシとしては思うのである。NHKドラマの「男たちの旅路」は絶品だったなあ。それと映画「青春の殺人者」の純役。水谷豊もインパクトあったけど、市原悦子の「純ちゃ〜ん、やろうよ」という呪いのようなセリフがメッチャ怖い映画でしたな。
「家政婦は見ていた」→「純ちゃん、ねえ、やろうよ〜」 コワッ。しかし長谷川和彦の第3作目は流れたらしいですね。
さて本年のPB読書は快調な滑り出し。これからどうなるのでしょう。
PB読了。。すごすぎやん。でんすけさん。。。LASTchildもまだ、私行ってない。。
この一人称とか客観描写など、どの視点で読んでるかと言うの、いままであんまり考える余裕なかってんね。私。英語を読み理解するのが精一杯やったPBは。そう考えると、KAZUOISHIGUROは一人称やし、CITYもそうやった。。ニコラススパークスもシンプルプランも。でも今読んでるフロストは登場人物のたびに視点がかわるような。。主人公になってるジャックフロストの視点が今まだないわ。。最初のほうやからかな。
いろいろ考えると楽しいね。ぐふ。
私も昨日「相棒」最後までみてしもた。。水谷豊の「相棒」役が変わっててしらんかった。
てことで。ほなな〜。ちょっと風邪気味で鼻つまりやねん。。。寝るわ。今日、洗濯機最初20万のが15万8000円でネゴで引き取り料込みの13万やった。。ミドリ電化。
で、HITACHIを買ったので日立から「南紅梅」の折詰のお土産というのをくれた。あと、ミドリ電化オリジナルの「ミッキマウスイヤープレート」など。
本当の価格ってなんやろな。。。
ほなね〜。ねよ。
日本語は一人称がいろいろあるから、何を選ぶかでずいぶんかんじが変るね〜。「ワシ」はあんまり知的なかんじせんね。「小生」とか「我輩」にしよか(笑)。でもね、英語って一人称が"I"しかないぶん、三人称に凝ってると思いませんか。英文は同じ表現の繰り返しを避ける傾向があるとかですが、単に一人称が単純すぎる裏返しやないかと(笑)。
この本、ホンマに英語が簡単。サクサク読めるデ。160p、4時間くらいで読んだから40p/時間くらいやな。
きのうウチもミドリ行ったで。電気スタンド買っただけやけどな。チビの治療費いくらかかるかわからんので、何も買えません(涙)。
デンスケさんオススメなら、読んでみようっと。
確かに、この作者、読みやすいですよね。
(1作しか読んでいないですが。)
わたし、今日の“相棒”の再放送見てしまいました。(笑)
世の中、相棒の人気がすごくて、どんなドラマなんだろうと興味深々で。。。
水谷豊と言えば、私は熱中時代の北野広大です。
Nemoさんは"The Last Child"読んでおられるので、こっちもあわせて読んでいただいて感想をお聞きしたいなあ。本文にも書きましたが、一人称なのでこっちのほうが読みやすかったと思います。一日50pは楽に進みそうな。
自分もきのうの「相棒」見てしまいました(汗)。
こんだけ人気あると次の役が難しいかもですね〜。
Nemoさん世代だと当然北野先生でしょうね。藤田まことは「ムコ殿」でしょうし。ワシは「あんかけの時次郎」ですが・・・・。
私はテレビはほとんど自分から見ないので相棒は観たことないんですが、水谷豊といえば「アニキ〜。」です。伝説の名作?「傷だらけの天使」。いや勿論再放送組みですよ・・・夫は水谷豊と聞くと(「ミッキー・マッケンジー!」と叫ぶいやなやつですが・・・
なかなか快調に読めていいかんじの本でした。こういうのを適宜読めれば読書意欲も湧くのですが、いかんせん読めもしないのを買いこむ悪い癖があります(笑)。
いや、ミステリに限らずポール・オースターとかの作品でも思うのですよ(笑)。エンタメ系だとそういうのを混ぜるのは鉄則なんでしょうかね。「水戸黄門」の由美かおるみたいなもんですか(笑)。
自分は水谷豊は「男たちの旅路」ですね〜。このドラマの「生意気な口を叩く水谷豊とそれに説教する鶴田浩二」は得意ネタなのですが、古すぎるのと微妙すぎて受けたためしがないです。残念です。
ああ、またしょうもないこと書いてしまった。ま、なにはともあれ、ことしもよろしくお願いします。
こちら風邪でダウン。。ごほごほ。ずず。。。
風邪、はよ直しや。