2011年10月18日

Nemesis / Philip Roth

280p、読了。

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字がデカイし、行間もあんまり詰まってない。途中の長い風景描写や心理描写はすっとばす。英語の勉強にはならないかもしれないが、ワシの第一の目標は本を読むことだしな。日本語の小説でも同じで、我慢して読むってことはしない。だいたい読書好きってそんなものでは?と思うのだが、ほかのひとに聞いたことないしな(汗)。まああんまりPB読むぞ!って肩に力入れないのがコツであるように思う。

で。「ネメシス」ってなんやねん、と。なんか聞いたことあるな。「枢軸国」のことか。それはAxisや。阪急沿線にあるスーパーかいな。それは「オアシス」。もと「アローム」ゆうとった伊丹のパン屋かいな。それは「オイシス」や、節子。しかしパン屋が「オイシス」ってベタやな(汗)。

ネメシスは「ギリシア神話に登場する女神。人間が神に働く無礼に対する、神の憤りと罰の擬人化である。」ウィキをそのままコピー。なるほど、なにかの隠喩なんですな。とごく当たり前のことを大層に書いた。

ストーリーは単純で、1943年くらい?健康体で快活な性格ながら弱視ゆえに軍隊に入れず、ニュージャージのNewArkで子供の夏休み中の運動監視員をしている主人公。フィリップ・ロスなんで当然、ユダヤ人の設定であります。7月、夏はポリオが流行する時期。この年は大流行した年で、まだワクチンはできていない。運動場で遊ぶ子供たちがひとり、またひとりと病に倒れる。流行の元凶は子供たちが遊ぶ運動場にあるのでは?とヒステリックに叫ぶ母親。主人公は恋人の誘いもあり、ポリオがはびこる街を離れ、山の中にあるキャンプ場で指導員の職に着く。そこはあたかも天上界のようであり、街の子供たちを見捨てた自責の念にかられつつ、主人公は恋人とともに至福のときを過ごすー。

ここからNemesisという題が示す悲劇が起こっていく。しかしなあ。病によって冒された魂の救済とかが示されるわけでもなく、また文章にユーモアのかけらもない。ロスというと「乳房になった男」とか「素晴しいアメリカ野球」というようなユーモアな満載の小説を書いてるのに、もう40年以上前だからしかたないんかなあ。魂の頽廃で終わる小説はつらいもんがあります。ロスはことし78歳だとかで、この作品は去年出版。前に読んだ”Indignation"も途中で"aborted"された作品っていわれてたけど、なんか緊密なプロットを提示しておいて最後がなんじゃそれ?ではあるなあ。この年齢で旺盛な筆を誇っているのはたいしたもんだけど、それと作品の評価は別ですね。感想おわり。

フィリップ・ロスで最初に読んだの(むろん翻訳)は「さよならコロンバス」で、もうストーリー覚えてないけど、主人公の恋人が最後「愛してるから(避妊具を)使ったのよ!」ってとこは記憶にある。なんでか、ちゅうと、この避妊具は「ペッサリー」で女性に負担の大きいものらしいね。で、作中"Flying Saucer"という俗語が使われてるってのをガッコの若い英語女教師(なんかオッサンがかくとイヤラシイ)から貸してもらった本に書いてあったから憶えてるのだ。コンドームは"French Letter"っていう、とも書いてあった。(いま英辞郎で調べたらちゃんと出てた。)

まあこういうのっていつまでも憶えてるもんだんなあ・・と。しかし正当な英語学習から高校生のときにすでに外れてたような気も(涙)。

いつからPB読んでないかなと見てみたら最後は6/22だった(汗)。4ヶ月ぶりに読了、(いちおう読んでたけど、途中で挫折が多かった。)で、目標の年間20冊は「危しメロンパンナちゃん」である(汗)。
posted by デンスケ at 21:05| Comment(4) | PB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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