2011年09月18日

日本の中のアメリカ

きょうはどこへ行くべいか?と思ってたら、福生が隣の市であることに気づいた。

福生。「限りなく透明に近いブルー」「スローなブギにしてくれ」である。大瀧詠一もこの町に長らく住んでるらしい。アメリカの色が濃い街。横田米軍基地があるからだ。当然、米兵相手のショップとかも多く、面白そうなのでチャリで出撃。

ワシらが若い頃は進駐軍払い下げのPBで英語を勉強したものだが・・・。GI相手に
「おっちゃん、ギブミーや」

・・・嘘です、すんません。

30分くらいで到着。案外近い。関西には米軍基地はなく、いまみたいなネット環境が整っていない昔はAFNが入るところが本当にうらやましかったなあ・・・。ぶらぶら16号線沿いの横田基地周辺のショップを見て回る。

70年代の話だけど、神戸の元町に「サトウ・ブラザース」という米軍払い下げのグッズを売る店があって、よく行ったモノです。いまはもうない。おそらく米兵が神戸でウロウロなんてのが少なくなったのだろう。日本初のAIDS死亡者は神戸の南京町周辺のストリートガールだったはず。いまは修学旅行生であふれてる南京町も、昔はいかがわしさ満開でした(古老は語る)。

福生もタトゥーショップや、黒人兵とつるんで歩いてる日本人女性を見たら「ああ、基地の街なんだ」と思うけど、そんなに強烈な印象はない。おそらくヴェトナム戦争の頃とは格段に米兵の数が違うのだろう。それに円高の昨今ではそんなに豪気に散在もでけんでしょうな。それでもアメリカ人濃度は高いと思われる。

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基地入り口付近で「横田基地反対」の集会をやってたけど参加者はじいさんばあさんばかりだ。ゆうては悪いが、「老人会」みたい。おそらく、それだけ基地のプレゼンスが薄れつつあるんでしょうね。しかし、基地も原発も近所にない気楽な人間の戯言ってかんじもするなあ・・・。

お昼を食べたチャイニーズ。基地入り口付近のせいか、やたらボリュームがある。
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帰りに「鎮守の神さま」の秋祭りに遭遇。
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アメリカの匂いと日本の神々とが近所に同居しているのが面白かったです。また機会があればいってみっかな。
posted by デンスケ at 23:56| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

あと2週間・・・。

気がついたらもう9月も半ばでありまする。こっちきておおかた一ヶ月だなあ。9月いっぱいで研修終わりだから、あと2週間。もうみんなバテ気味で、3連休×2を楽しみにしてるひとが多いみたい。休憩室に全国から送られてきた地酒がゴロゴロしていて、とても呑みきれる量ではない。「越乃寒梅」をはじめ銘酒がいっぱいあるんだけどなあ。昨日、有志が集まり「居酒屋」を開店したが、みんな飲み過ぎてあえなくきょうは休業してました。

このあいだ立川の駅前の本屋さんに期待もせずに入ったら、デカイでやんの(汗)。洋書も扱っている。さすがにいっぱいってわけではなかったけど、売れ筋のPBはいちおう置いてるみたい。記念に(何の記念だ)一冊購入。むろんまだ読んでません。なんかユーモア小説みたいなかんじだけど・・
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ついでに猪瀬直樹「ピカレスク 太宰治伝」も購入。なんだか太宰治づいてるけど、この作者の「ペルソナ 三島由紀夫伝」「マガジン青春譜」(川端康成と大宅壮一)は読んでいて、この作品が3部作の最後という位置づけらしい。太宰の前半生にどっちかいうと比重がかかっている。例の自殺の真相については、太宰治は苦しくなると「自殺未遂」をやらかす男だったらしい。心中も2回試みて(?)いる。なので本当は死ぬ予定ではなかったんだけど、予想外に山崎富栄が「有能」だったせいで心中が成就してしまったーってのが作者の推理である。
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最初の心中未遂は女が死んで太宰は生き残ったってので有名だけど、場所が江ノ島だったと知ってちょっとビックリ。へえ〜。なんか「づいてる」なあ。この作品は太宰治の師匠、井伏鱒二も同時に描いていて、こっちも興味深い。「黒い雨」の成立過程とその秘密(ネタ本からの直接的な引用が多い)を明らかにしている。なかなか面白い推理でした。

井伏鱒二という名前はたぶんワシがいちばん最初に憶えた文学者の名前。小学生のとき「黒い雨」を読み、感動して・・・ではない。「ドリトル先生」の翻訳者としてだ。愛読したなあ。なのでぼんやりと英文科かどこかを出た作家で英文学の専門家だと思ってたら、そういうわけでもないみたいだ。「ピカレスク」のなかで、戦争で招集されシンガポールで地元向け新聞の編集をやれといわれ、「英語ができない」から断ったという描写がある。

真相は、児童文学者の石井桃子さんが下訳したものを近所に住んでいた井伏鱒二がこなれた日本語にした、というものらしい。戦時中の話だとか。戦後も引き続き翻訳を続け、完訳となったらしい。しかしいまだに名訳として名高いものだし、やはり和訳というのは国語力がモノをいうんだなあ・・・。


昨日、チャリンコにのって外出。用事を済ませ、適当にこっちの方向だろうと当てずっぽで漕いでたら、ぜんぜん違うところにいってしまった(汗)。ぜんぜん知らないトコロだし、どんどん暗くなってゆくし、小学生の頃知らないところまで自転車で行って迷った感覚を思い出した。不安だけど、もう大人なので怖くわなかったです(笑)。JRで2駅も向こうに行ってしまった(汗)。

それでJR沿いに帰ってきたんだけど、西立川駅の前をとおったときこの駅を歌った曲を思い出し、またシミジミしたのでございます。荒井由実時代の曲は本当にいいなあ・・・。
posted by デンスケ at 23:45| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

10年が過ぎて(Ten Years Gone)

東京に来てからちっとも読めてないけど、新しい洋書を仕入れに新宿の紀伊國屋本店へ。

あれっ。大してPBを置いてない(汗)。そりゃあまあ、そこそこはあるけど、紀伊國屋の本店だぞ。それを考えると期待はずれ。それはともかく、あんまり面白そうなのも出ていないみたい。う〜む。しかし紀伊國屋の本店は全体として期待外れであったな。大阪の旭屋とかわらんやないか。

渋谷のTower Record Booksへ行こうかなと思ったけど、和書も欲しかったとこ(紀伊國屋には在庫がなかった)であるし、池袋のジュンク堂のほうへ。池袋。四半世紀以上前に一回いったことがあるだけ。ここのジュンクは品揃えがええっちゅうことなのでこっちにした。和書はみつかったけど、PB置いてないのね(汗)。欲しい人は丸善ジュンクへ、ちゅうことですかね。

TIMEの"Beyond 911"って号が気になって買おうかな、と思ったけどTIMEって単品で買うと馬鹿みたいに高い。うっすいのに。ワシがTIME,NewsWeekを読まないのはそういう点にある。ああいう商法ってどうなんかな。定期購読者にはよいのかもしれないが、ちょっと読んでみたい層には障壁になってるような気が。TIMEとかちょっと読んでみたい層って極薄かもしれんがの。というわけで見送り。

しかし911同時テロから10年か。CNNとかではいろいろ番組やってるんだろうけど、こっちではTVすら見られない生活でいらいらする。やはり普段の英語環境ってのが整わないとアキマセンな(涙)。

911はこれでもか、っちゅうくらい映像があるけどワシが印象に残ってるのは・・・。

Naked Newsって有名なエロ系サイトがあるんだけど、これは裸のおねーちゃんたちがニュースを読む、ちゅうコンセプトである。ニュースはごくまともなもので、シチュエーションとのギャップを楽しむつうノリで、そんなにいやらしいものではない(と個人的には思う)。で、その頃は英語なんてワケワカランがときどきネットで見ていた。あくまで英語のお勉強ね(笑)。

で、911のニュースをどう伝えるのかと思ってたらえらく沈痛な表情のアナウンサー(もちろん着衣)が出てきて、非常に厳粛に弔意と哀悼の意を表していた。それがすごく印象に残ってるなあ。

PBでも新聞でも、いまのアメリカは911の残響のなかにあるから、好むと好まざるとにかかわらず英語をちょっとかじってると考えざるを得ませんな。その前年、ブッシュがゴアを押さえてかろうじて勝利したんだけど、クリントンの研修生とのスキャンダルがなければどうなってたのか。なんせクリントンの評判が悪すぎてゴアの応援演説にも行けなかったくらいだし。

クリントンがビン・ラディンを取り逃がし、アル=カイダの殲滅はブッシュ政権への最重要の引き継ぎ事項だったはずがブッシュは軽視していて、あの事態にいたったつう側面もあるらしい。クリントン政権にいたゴアが大統領になってたら911は起こらなかったはず、っていう話も聞いたことがあっていまさらそんなifをいっても仕方ないけど、イラク侵攻この方軍費垂れ流しで超財政赤字。金融工学バブルがはじけても打つ手なしっつうのはなあ。なんか全世界的に高くついた浮気(とまでいかんような)でしたなあ。


和書はこのあいだ行ってきた太宰治関連。
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心中相手の山崎富栄に焦点を当てた小説。なかなか面白かったです。作者は「赤毛のアン」関連でNHK教育で番組やってたり翻訳者でもあるらしい。しかし和書は早く読める。もう読んじゃった。なんだかなあ。性分でじっくり読むってのができない。かといってPBはとろくさくて、もっと早く読めるようになれんかなあ・・・。
posted by デンスケ at 22:35| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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