2011年08月06日

ワシの学習法ってそんなに変かな〜

大阪の主婦さんが「成熟世代英語力向上委員会」なるものを立ち上げて、がんばっていきはる模様。
勉強好きやな〜。なんか知らんがワシも名前挙がってた(汗)。しつこく続けてたら「これくらいにはなれる」という意味でいれてもらったらしい。

光栄なお話ではあるけど、ちょっと気にかかったところが。
既存の英語学習からはずれた路線でどうしてもやりたい」ひとのためにワシのやり方が参考になるヤロ、というとこ。既存の英語学習ねえ。う〜ん。自分では自分のやりかたこそ、「本流かつ本格派」と信じてたし、いまでもそう思っている(笑)。スーツでいえば「ブルックス・ブラザーズ」くらいトラディショナルやで。まあ、いまはあんまりやってないところが弱点だけど、それはまた別の話(汗)。

単語集をがんがん憶えるゆうのはせんかったし、問題集もやってない。NHKの語学番組もやってない。
洋書や英字新聞読んで、ニュース聴いてただけ。本を読むのは好きだし、だいいち活字中毒みたいなところがあるからいっこう苦にならなかった。なので、1級取得までシンドイとか思ったことはなかった。

しかしだな。それはあくまでワシの性向からきた結果であって、こつこつ洋書や新聞を読んだりするって、これ以上地味な勉強法ってないんじゃないだろうか(笑)。受験英語経験してるっても、始めた時点で30年以上経過しとるがな。残骸だけ(汗)。

「既存の英語学習法」ってなんかいな?とかんがえてみたが、やはり「問題集」やるってことかな。
国内組で英検1級とか「深みにはまってる」(笑)ひとって、英語教育に関係してる方が多いみたいだ。なので、どうしても学習というとそういったテキストをやることが前提になってるのかな?と思う。無意識に、「他人に教えるには理解しておかないと」という考えが基底にあるんじゃないかと思う。

参考書を書いてるひとだって、対策学校の講師も英語教育に関わるひとだから、当然そういう傾向があって、「一語一句もゆるがせにしない」態度と実力がないと1級通らないって書いてるけど、そんなことない。けっこう適当でもなんとかなるで。「早く大意をつかめる」英語力さえあれば。

ワシは英語教育はまったく関係ないから、自分の好きなようにでけたんだろうな〜。とにかく英語に触れてる時間を多くすること。これは意図したわけではないけど、まったく日本語が介在してないテキストを選択してたのもよかったとおもう。

なので、やっぱりリーディングの絶対量を増やすことは重要だな。importantってもんでなく、vital。だと思うのであります。なんというか、四技能でもっとも可塑性があると思うのだ。


で、さっきamazonでポッチリやってもた(汗)。

"Mao's Great Famine" 
maos-great-famine.jpg

中国の「大躍進政策」"the Great Leap Forward"がもたらした災厄を描いたノンフィクション。
毛沢東が主導したんだけど、拙劣かつ軽率きわまるやり方で大凶作に追い討ちをかけ中国全土で2000万人とも5000万人ともいわれる餓死者がでたんだとか。この失敗で毛沢東はいったん国家主席の座を降りるのだけど、地位返り咲きのため「文化大革命」を仕掛けるのであるー。

DailyYomiuriに書評が載ってたので、ちょっと読みたくなったのだ。前に"The Coldest Winter"を読んだしね。大躍進政策は1958〜1960だから、まさしくワシが生まれたころでそう遠い昔ではない。朝鮮戦争の立役者、彭徳懐は失敗を批判したことにより悲惨きわまる粛清を受けるのだ。

もう一冊はプーさんのマネジメント本(笑)。なんか面白そうだもん。しかし、さ来週から長期出張でこんなことやってる場合か、って気もするけど・・・・。
posted by デンスケ at 17:12| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月04日

アメリカ的思想の源流(か?)

先般のアメリカの債務上限引上問題について、下院で多数を占める共和党、そのなかの「ティーパーティー」がまたクローズアップされてた。その中心があのサラ・ペイリンだとか。ヨソサマの国のことをあれこれいうのもなんだけど、あれはアカンやろ(笑)。

英検の勉強してるとき、ちょうど2008の大統領戦のさなかだった。老政治家、マケインがパートナーに選んだのがペイリン。共和党にあって、"Maverick"と呼ばれた異端派が選挙に勝つために恥も外聞もなく選んだと批判されてたけど、案の定アイタタでしたね。

マケインはベトナム戦争中に捕虜となり拷問の結果腕が上がらない身体になったにもかかわらずベトナムとの国交樹立に積極的であったり、暴走する聴衆(オバマのことを「彼は・・・彼は」という白人女性)をさえぎって「彼は立派な人間です」と諌めたところなど、信念のある政治家だと思ったのですが、compromiseって奴ですかね。

ま、それはともかくティーパーティー派の理論的支柱のひとつになってるのが、アイン・ランド(Ayn Rand)って女性小説家の作品らしい。以前、ランダムハウス社が選んだ「20世紀の小説ベスト100」ということについて記事を書いたことがあった。これの一般読者部門、第1位「肩をすくめるアトラス」の作者がこのひとである。どんな本かは以下のリンクで。

「洋書ファンクラブ」の主宰者、渡辺由佳里さんがamazonでカスタマーレビューを寄せていて、「思想の左右は別として、アメリカ人と触れる機会のある人は読む価値があると私は思う」と書いてらっしゃる。ふむふむ。アメリカ人と触れ合う機会はないけど、ちょっと興味あるな。

さらに調べてみると、山形浩生氏が書評を書いていて、これが抜群に笑える。悪口上手いわ〜(笑)。

本当なら、読んでみて自分の感想を書くのがフェアだろうけどなんせ1200pもある大作である。しかも、「一般読者部門」では1位でも、「評論家部門」では黙殺されている。要は、思想としては面白くても小説としては箸にも棒にもかからん、つうとこなんでしょうね。ワシはクソ面白くもない小説を読んでるほどヒマではないのでちょっと読む気にはなれんな。

なんせ恋人の心変わりに遭遇した男性が、奪った男性が自分より優れているから祝福を送るっていう場面があるらしい。そんなあっさりしたもんなんか。そこの苦悩や嫉妬、それを超えて行く過程を描くのが文学だと思うのだけど。アイン・ランド自身は崇拝者であった年下の愛人の心変わりに遭遇、激怒して「破門」なんてことをやったらしいけどさ(笑)。

しかしですよ。これが年間15万部も売れていて、なおかつ「ティーパーティー」の理論的論拠のひとつってのは怖くありませんか。まあ、カルトなんでしょうねえ。読書家には一顧だにされず、生硬な議論を好むひとに好かれるんだろうな。「読書が好きな子はカルトにひっかかりにくい」ってウソかホンマかわからんテーゼがあるけど、なんとなくこの本が証明してる気がするな・・・。

「無邪気さは狂気の一種だ」(グレアム・グリーン:「おとなしいアメリカ人」)
posted by デンスケ at 22:32| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月03日

キモちE

昨日のDailyYomiuriに先般のノルウェーの惨事についての論評があって、ちょっと興味を惹いた。
「もしこの事件が(当初誤報されたように)イスラム系移民によって引き起こされたのならば、イスラム原理主義者のテロと総括されただろう。しかし白人の自国民の場合は「キリスト教原理主義者」といわれるのか?」

ふむふむ。アメリカのDebt Ceilingの問題も共和党ティーパーティ派が強硬で、最終的にデフォルトを回避したけど、この騒動での最大の勝利者は「ティーパーティ派議員」であるとCNNでいってた。オバマ大統領&民主党は敗者、しかし「最大の敗者」は国民であるとも。「ティーパーティー派」って政府の介入を最小限にすれば、あとは神のご加護により予定調和されるとか主張してるらしく、ううむと思ってしまう。

日本ではどっかの俳優が「韓流」ばっかやってんじゃねえよ、って事務所クビになって2chあたりではフジTVのスポンサーの不買運動をやろうぜ、と盛り上がってる。なんじゃそれ。たしかにこのごろのTVは面白くないことおびただしいけど、なんかちょっと方向が違うような。

なんなんだろうね。ヨーロッパではどこも右派政党が着実に議席を得てるし。

経済が上手くいかないと、思想で援用されるっちゅうことですかね。「バブルと恐慌は資本主義の花」ちゅうくらいで(笑)、経済の安定的な発展のためには政府介入が必要なんだけど不可避的に政府支出を増大させちゃうしな。放置すると貧富の差が増大することは歴史的に明らかだし、税の重要な役割として「所得再分配」機能があるんだけど。新自由主義のアイコン、フリードマンでさえ財政政策の所得再分配機能は認めていたぞ。財政政策の役割はそれしかない、っていう否定的な文脈だけど。ワシはゼミの専攻がフリードマンだったので、知ってるのだ。

日本の戦後の驚異的な回復の理由はいろいろあるけど、まず根本にGHQが行った「農地解放」「財閥解体」にあるんじゃないかと思う。ものすごい極端な政策だ。資本主義の根本原理の所有権を否定しちゃうんだもんな。敗戦という事由でもなけりゃ実行されなかったろう。まーしかし昨今の情勢を見るに、「イントラレンス」の時代が来つつあるような。Grobal Economyのもたらす反作用だな〜。ワシはもう人生2/3は終わっちゃってるので、あとはまあヨロシクってかんじだけど。


「パパ、だから歴史が何の役に立つのか説明してよ」
(マルク・ブロック『歴史のための弁明』より)

なんからしくないこと書いちゃったな。ワシはちょっと憂鬱なのだ。



さて、大阪の主婦さんが「洋書、読めるんですか」と驚愕されたっていってらしたけど。うむうむ。
そうそう。ワシも見た目はタダの冴えんオッサンやけど、洋書や英字新聞を読んだりしてるもんな(笑)。
ビックリされるのも気持ちいいもんだ(笑)。なんかすごく「賢そう」に見えるみたいです。

「カッコイイ」なんていわれたことあったな。あはは。気持ちいい〜☆



いまんとこ「かくし芸」(汗)みたいなワシの英語だけど、なんとか表芸にしたいもんやの〜(笑)
posted by デンスケ at 06:33| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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