2011年08月10日

思い出すことなどなど

"Mao's Great Famine"50pくらい。事前に知識を仕入れておいたせいか、ワリと読みやすい。ノンフィクションだから、ひねった表現はあっても理解しがたいcrypticなのは少ないね。小説と違って、時事やら歴史やらを扱ったのは事前にどんだけ調べておくかってのが大事な気がする。

このノンフィクションは1958年に始まる中国の「大躍進」政策がいかに悲惨な状況を招いたか、つうことをえがいているのだけど、出てくる数字がにわかに信じがたい。公式な記録が発表されてないけど、死者が2000万人とか5000万人とかで、ここまで桁が大きくなると逆に大差ないような気がするのはワシだけか。

おまけにこのあとに「文化大革命」という大粛清が控えている。いまの中国の開放政策をかたち作ったケ小平はこのときパージされるのだけど、国家主席だった劉少奇とは異なり命永らえた。毛沢東の死後、中国は改革解放路線をひた走りいまにいたるわけだけど、もし文化大革命がなく中国がもっと早く近代化に着手していたらどうなってたんだろ?と思ってしまうな。日本がアジアの第一の工業国の地位を長らく独占するってことはなかったかもしれないし、まだ健在だったソ連と大規模な紛争になってたかもしれない。詮無いこととわかっていても、やはりいろいろかんがえるのは面白いね。


大阪の主婦さんが"Never Let Me Go"にややとまどっておられる様子。描写がすごく淡々としてるもんなあ。そこがこの小説の凄みを増しているような気がする。しかしこの小説を論ずるには必然的にネタバレになってしまうわけであって、ネットの書評見てもみんな抽象的なことしかいえてない(笑)。ワシは落ち込むとかそんなことはなかったけど、やはり考えてしまった。似たようなテーマの作品をかんがえたり。

思い出された他の作品
1.諸星大二郎「生命の木」
生命の木.jpg
映画「奇談」になった。オモロイで。

2.フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
いうまでもなく「ブレードランナー」の原作。小説はずいぶん前に読んだので忘れたけど、「ブレードランナー」の視覚イメージはすごいな。"Never Let Me Go"はこの作品の対極をいってるのかも。


3.妖怪人間ベム
けっこうマジメに思ってる(笑)。イヤ、ホンマ。イメージ的にはこれがいちばん近いなあ。ひょっとして、この作品にインスパイアされたのかもと思ってしまう(笑)。



なんか歳が行くと、思い出されることは昔のことばかり。youtubeを漁っていて偶然発見。


きれいだなあ、真行寺君枝。このCMをやってたとき(1976)、ワシは大学受験を翌年に控えてたのだけど、しばらくの間このCMが流れないかと勉強そっちのけでTVにかじりついていた。まだビデオもないころだから、必死でした。ワシはほとんどアイドルとかには興味なかったんだけど、この人だけは別格やったわ〜。いまでもなんてきれいナンダロと思ってしまう。破産したりして、けっこう苦労してはるみたいだけど、衝撃的だったのはこのCMくらいであとは急速に興味をなくしたのでした。

ほぼ同じ頃、「愛が見えますか」って昼メロでデビューした小達雅子って新人女優がいて、その子も気に入ったんだけど、ぱっとせず消えたかな?と思ってたら翌年カネボウのキャンペーンガールで一躍有名になりました。名前は「夏目雅子」に代わってました。う〜ん。
posted by デンスケ at 22:38| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月09日

「奇跡の」※※※

このあいだ、こんな記事を発見。
「2年弱でTOEIC980点を達成した“奇跡の郵便配達員(51歳)"」元記事はここ

同年輩の方だけど、すごいな。900点くらいなら「へえ」だろうけど、980って。と765点のクセにゆうてみたった。ゆるしてください。ワシは47歳で始めて2年くらいで「準1級」は通ったけど、いまいちインパクトに欠けるな。「準1級は40代の記念に、そして50になった記念に1級取っちゃろ」と思ってたんだけど。最初の試験で受かってたら(ついでに2次も一発クリアだったら)3年と少しだったんだけどな〜。この記事の方ほどではなくても、相当威張れてたような気がする。威張ってどうする。予定より1年遅れて取ったのは51歳。

「4年少しで英検1級を達成した"奇跡の※※※員(51歳)"」う〜ん。奇跡でもなんでもないな。ゆうとくけど、「英語教員」ちゃうで。誰か原稿執筆依頼してくれんかな。しかしTOEIC765いうのがな〜。せっかくの1級もなんかパチモンくさく見える。ここで900とかだったら説得力が少しはあるような気がするんだけど。

しかしな、ケチつけるわけじゃないけど(と書くとたいていケチをつける場合が多いけど)、この人8ヶ月で795点って。もとが700点くらい実力あったとかちがうん、と邪推してしまうな(笑)。「百年生きるカメ」みたいなもん。中学校の英語の教科書に載っていて「なんてツマラン小噺だ」と思ったな。教師に感想聞かれてそう答え、不興を買った。生意気な中学生でした。スミマセン。

それと、元記事にあった「外部職員募集、応募の条件はTOEIC730点以上」ってのはなんかな〜。「外部職員」ってのがなにかよくわからんが、この人がリストラの恐怖に脅えたちゅうことは「外務職員」のことかいな。mailmanにTOEIC730点以上ってのがよくわからないんだけど。

TOEICは「どれだけ英語ができるかを見るのではなくて、どれだけできないかを見るためにある」なんてうがった言い方されるけど、さもありなんである。英語ができなくてリストラされる、あるいは閑職に追いやられるってのはあるんだろうな〜。そんな理由で英語やらなきゃならないとしたら、かなりシンドイだろうし、悲劇だわ。ワシは「趣味」だから気楽に続けられてるけど。どうもワシがTOEICにやる気が起こらないのはそういうところもある。なんせ、「三国一の根性なし」を自認してるからな。ワハハ。笑ろてる場合か。

「え、英検1級ですか?その歳で!どないして取ったんですか?」と訊かれ、
「う〜ん、いままでいわへんかったけど、ワシ実はアメリカ人やねん」とか答えるふざけたオッサンには執筆依頼はこないだろうな〜。


amazonでポッチリやった"Mao's Great Famine"と"Winnie-the-Pooh on Management"が届いた。

前者はこれでもか、ゆうくらい1級単語の連続である。やはりネイティブの書いたちょっとひねった文章にはよくでてくる。「ちょっとおしゃま」な単語かな。おしゃまさん。ワシは「おしゃまなミドルエイジ」を目指しておる。なかなかいい目標でしょ。

後者はなかなかオモロイ。マネジメントを論ずる作者と、プーとの会話のずれ方とかね。
ワシのヨメハンは「くまのプー」が嫌いらしい。なんでかつうと「プーってアホやろ、見とってイライラするねん」とのこと。実は自分を見るような思いなのかと推量してるが、どうなんでしょね。
ワシお気に入りのクリップ。元ネタ知ってたら非常に笑える。

Winnie the Pooh meets Apocalypse Now (Apocalypse Pooh)


ダウ・ジョーンズ600pも落ちたな。「王様は裸だ」っていわれたようなもんやな。しかしアメリカはそれでも気取って歩いていかなきゃならんだろうな・・・。
posted by デンスケ at 05:06| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月07日

昼下がりのジョージ

暑う。そろそろセミがそのへんに転がってたりしてギョッとしたりする。死んでるのかと思うと「ジジジ」と飛び立ったりするから余計にビックしりしますがな。このあいだマンションの通用口のドアノブにつかまっていてどうしようかと思った。ワシは昆虫苦手です。都会っ子ですから。

PBは山ほど未読のが溜まってるけど、どうも腰をすえて読む気になれずDailyYomiuriを持って近くのカフェに。あんまり面白い記事がないなあ。米国債の格下げはまだ早すぎて、記事があんまり載ってない。そのなかで、ひとつ面白いのを見つけた。ボルチモアで開かれたOtakonに関する記事

オタコンとはなんぞや?
"a fan convention in the United States focusing on East Asian popular culture (primarily anime, manga, music, and cinema) and its fandom." ふむ。「オタク・コンベンション」の略なのね。fandomって知らないからリーダーズを引いたら「(特定領域の)すべてのファン」ってあるけど、マニア的な意味合いを含んでいるみたいだ。

ふうむ。けっこう盛況みたいですね。記事のリンク先に動画があるから、興味のあるひとは見たらいいと思うぞ。こういうオタクは一般的にgeekやらnerdっていうらしいけど、どっちも軽蔑的な意味合いがあったのが前者(だったかな?)はむしろポジティブな意味合いに変わってきたとかナントカ読んだことあるような。しかしワシらくらいの年齢でアニメおたくっておるんやろか。「うる星やつら」が始まったのはワシらが大学生の頃なので、根強いファンがおるかもしれんな。ワシはマンガ好きのアニメ嫌いなので、よくわかりませんが。

家に帰って、アメリカンドラマを見てる(TVはワシが配線しなおしたので問題なく映るようになった。途端に機嫌がよくなりよった。いろいろ大変)ヨメハンを尻目に、Tsutayaで借りていたDVDをヘッドホンしてPCで見る。お互いに干渉せず、平和であります。

借りてきたのは"Dirty Mary Crazy Larry"(1974)。アメリカンニューシネマの隠れた傑作、ちゅうんでかねてから見たかったのだ。なんつうかお気楽な「俺たちに明日はない」みたいなかんじですね。ラストがなんともニューシネマっぽいっていえばほぼわかるかも。



スーザン・ジョージがなんとも頭の軽そうなビッチ役でよろしいな(汗)。このひと、けっこう70年代にはがんばってたと思うのだけど、ペキンパーの「わらの犬」の役柄が強烈すぎて「尻軽女」のイメージがこびりついちゃったみたいな。独身時代のチャールズ皇太子とお付き合いもしてたとかなんとか(イギリスの女優さんです)。この映画でも全編にわたりセクシーなカッコで活躍されてます。

ガイド試験勉強、頭からトンでる(汗)。まあまだ盆もあるし。東京の行き帰りの新幹線×2回が勝負やな。一般常識の経済系の問題がカギの様な気がする(いちばん弱いところ)。というわけで、経済理論をちょっと再確認。所得の再分配か成長か。この動画、めちゃくちゃ笑った。


ハイエクがなんとなく邪険にされてるのは、リーマンショックで新自由主義が非難されたころだったからなんだろな。しかし依然、新自由主義への信仰は強いような気がするなあ・・・。

posted by デンスケ at 16:17| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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