2011年07月09日

ここが出る!!案内士試験(歴史・仏像篇その1)

もはや7月も1/3が終わり。いよいよ案内士試験の準備も追い込みですなあ。むしろ「追い込まれてる」感が強いが・・・。過去問をやって思ったけど、邦文試験では「歴史」が他に比べずいぶん難しいような。なんちゅうか「地理」「一般常識」は勘でなんとかなる部分もあるけど、歴史はそれではどないもならん気がする。

で。歴史。宗教史がやたら出てくる。文化史が半分くらい占めてるらしいから、それも当然やけど。

宗教史はマジメにつきつめればとんでもないけど、幸い案内士試験にでてくるのは平安新仏教とそれ以前の美術史に絞られると思う。上古の仏教史は「国家鎮護」の目的があったから、大規模な歴史建造物がいまだに残ってる。鎌倉新仏教以降は「民衆への浸透」がキモであるから、んなに壮麗な史跡ちゅうのはかえって見られない。

これは別にワシがいったのではなく、名著「日本文化史」(家永三郎)に書いてあることである。新書なのでわりと簡単に読めるけど、こういうのすら敬遠されちゃうのかな。ワシは年寄りだからいまどきの妙に馴れ馴れしい文章で書いてある参考書よりよほど分かりやすかったんだけど。

で。写真問題で出てくる宗教史問題はまず関西圏。しかも超メジャー級のみ。でだな、仏像系統はまず「奈良」にある。9割くらいかな。京都もあるだろけど、なんせ度重なる戦乱であまり残ってない。ガイド試験の本質をかんがえれば、現存する仏像しかでないだろう。奈良は興福寺が実質的な守護だったせいか、古い時代のがよく残っていて、必然的に「国宝」指定が多いのである。

で、前置きが長くなった。どの仏像を押えておくか、である。ワシが思うに、「法隆寺」「興福寺」「薬師寺」「東大寺」で充分。ほかはまあ、単発でちょこっとやっておればいいだろう。こいつらは建造物自体も押えておく必要があるが、中身もスゴイ。「ワタシ、脱いでもすごいんです」だな。(なんて罰あたりな)

まず、法隆寺。ここは「聖徳太子」関連であるから、もっとも時代が古い。聖徳太子の時代は「飛鳥時代」だけど、明日香村自体にはさほどすごい仏教関連寺院は残ってない。「飛鳥寺」には鳥利仏師作と伝えられる「飛鳥大仏」
飛鳥大仏.jpg
があるけど、後世の修復が大きくていまいち、らしい。

やはり法隆寺である。

・釈迦如来三尊像
法隆寺釈迦三尊像.jpg
金堂の中にある。釈迦如来がなんつうか男性的な顔なのが特徴。「北魏様式」とかいうらしいけど、アルカイックスマイル・鳥利仏師ってのがキーワード。
アルカイックスマイル
アルカイックスマイル.jpg
とはなんぞや?というのも問題だけど、wikiによれば「古拙」とでも訳すべきものらしい。おなじ鳥利仏師作といわれてるだけあって、「飛鳥大仏」に似てるな。



・法隆寺金堂壁画
法隆寺金堂壁画.jpg
金堂の中に描かれた壁画だけど、大部分は戦後の火事で消失したんだとか。しかし再現されている。ワシはこの壁画のほうが印象に残ってるな。右の菩薩像はことさら有名。大昔の10円切手の図案だ。
金堂壁画菩薩.jpg



・三観音 法隆寺には著名な観音像が3つある。
「百済観音」「夢違観音」「救世観音」

見分け方は、
「百済観音」
百済観音.jpg
は顔がなんというか・・・楳図かずおのマンガにでてくる「顔の潰れた」キャラみたいにはっきりしない。あと、やたらひょろ長い。
百済観音2.jpg
「長い観音像」と憶えておけばよい。

「夢違観音」
夢違観音.jpg
う〜ん。なんか「昆虫」みたいやあ。花輪和一のマンガに出てくる造形がこんなかんじ。

「救世観音」
救世観音像.jpg
「夢殿」の秘仏である。なので、年に一度くらい公開されるんだとか。200年間布にくるまれていた秘仏を明らかにしたのはフェノロサと岡倉天心である。なのでこの二人がそろって出てきたら、救世観音のことだ。フェノロサ単体だったら「薬師寺東塔」である。下膨れ。

あともまだまだあるけど、キリがないし、これぐらいで充分か。



・玉虫厨子
玉虫厨子.jpg
写真のはレプリカ。現物も見たけど、真っ黒けでわからんがな。こういうかたちだと「玉虫厨子」と憶えておけばいいだろう。

あと、法隆寺のよこっちょにくっついてる「中宮寺」の例の「はんかしゆいぞう」と「天寿国繍帳」。
天寿国繍帳.jpg
中宮寺のは京都の広隆寺とどこが違うのかつうと、中宮寺のは後ろにハスの葉っぱみたいなのがあるとこやな。

法隆寺はすごいよ〜。ここは見物に一日どころか数日かけてもいい気がする。しかし、忙しい案内士受験者にはこれくらいでカンニンして欲しいところである。あとね、法隆寺五重塔のいちばん下の階にはこんなのもある。くらくて分かりにくいけど、なんつうかミニチュアモデルみたいなの。

釈迦涅槃粘土像
法隆寺涅槃像.jpg

法隆寺全体はこのビデオクリップでもヒマがあればみておけばよろし。


つづきは明日!!(誰が読むのかしらないけど)
posted by デンスケ at 22:45| Comment(3) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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