2011年07月12日

ここが出る!!案内士試験(歴史・仏教建築篇その1)

あつ〜。関西はもうすぐ祇園祭であります。夏といえば「鱧」ですな。ワシは鱧のてんぷらが好物。ヨメハン、作ってくれんかな。無理やろな。暑いし。暑くて何を書いとるやらワカリマセン。

さて「仏教建築」篇であります。何が出るのか。奈良・京都はおいておいて、でてきそうなのって・・。

まず平泉やの。世界文化遺産指定だし。
中尊寺金色堂
金色堂.jpg
内部
konjiki-do.jpg

他はどこかな。鎌倉五山か。なんか特徴あるんかな?あと思いつくのって、浅草の浅草寺かな。地理のほうだろけど。和歌山の高野山か。出るとしたら「多宝塔」だろうけど・・・。

ここも仏像と同じく、超メジャー級(世界的に有名なトコ)を押えておけばいいのではないか。

日本最古のお寺って、飛鳥寺(元興寺・奈良県明日香村)、四天王寺(大阪市)あたりだろうけどどちらも観光のメッカという感じはない。前者は平城京遷都のときにかなり移築されたみたいだ。明日香村はなんといってのも「亀石」くんだ。なんのためにあるのかわからんらしいけど。
亀石.jpg


四天王寺はは改築されたのが多いからな〜。観光という点ではいかんせんポイントが。お参りするひとは多いねんけどな。四天王寺は「天王寺」の名前の起源であります。天王寺といえば公園で長襦袢を着て演歌に合わせて踊ってるおっちゃんがよくいたものだけど、まだいるんかな。

超メジャー級というとやはり奈良・京都である。今回は奈良編。

ずばり「法隆寺」「東大寺」「唐招提寺」「薬師寺」ではないかの。

法隆寺は何度も書いてるとおりだ。五重塔&金堂、夢殿あたり。
horyuji2.jpg
夢殿
夢殿.jpg



東大寺は「南大門」「大仏殿」。お水取りでよく出てくる「二月堂」もあなどれん気がする。
東大寺大仏殿というと、関西ネイティブならかならずここで写真撮ってるはずだ。ワシも幼稚園だか小学校低学年のとき写真とってるのが残ってる。驚いたことに、まったく変わってない。いや、ワシではない、大仏殿のほうです。そら、かわらんかそうですか。

南大門
南大門.jpg
大仏殿
大仏殿.jpg
二月堂
二月堂.jpg





唐招提寺金堂は「鑑真和上像」とセットで憶えておきたい。横長。
唐招提寺金堂.jpg
鑑真和上像
鑑真和上.jpg




薬師寺。唐招提寺のすぐ南にあるけど、「静の唐招提寺」「動の薬師寺」ってかんじである。別に建物が動くわけではないので注意。あくまでイメージの問題ね。薬師寺は「東塔」を押えておけばよい。フェノロサ・「凍れる音楽」である。ここの特徴は「三重塔」ってとこである。「裳階」って飾りがついてるから、五重塔に見えるだけ。金堂・西塔は近年の建築だし、でないと思うけど、遠景では美しいのでイメージつかんでおくのもいいかもしれない。
東塔
toutou.JPG
薬師寺遠景
薬師寺遠景.jpg





あれほど仏像がたくさんある興福寺だけど、建築物ではあまり際立ったイメージがない。いや、建物も国宝だらけなんだけど、やや他に比べるとインパクトがない。「南円堂」くらい?ここも五重塔あるんだけど、実は五重塔ってのはいっぱいあるので、他と区別がつけにくいのだ。
興福寺南円堂
南円堂.jpg





五重塔では室生寺のが際立ってる。小さいのだ。ワシの取った素人写真でも周りの人間をみればいかに小さいかわかると思う。なので五重塔単体ではまずここが出ると思う。
morouji8.jpg

つづきはこんど。
posted by デンスケ at 06:44| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

ここが出る!!案内士試験(歴史・仏像篇その2)

きのうの続き。

法隆寺のある斑鳩はいわゆる「平城京」の奈良からはちょっと離れてる。直線で10kmちょい。
現在の奈良市の中心地は「平城京」の東部のへんになる。奈良の大仏を見に行くには近鉄奈良を降りて東に歩いていけばよい。なので「東大寺」なのだ。平城京の東部は下級官吏が多く住んでいたんだとか。なので降格させることを「左遷」というのだ。つまり天皇から見て左方向(君子南面だから)ですね。京都市も東のほうを左京、西のほうを右京という。しかし左大臣と右大臣では左大臣のが上である。ややこしいな。

さて近鉄奈良を降りて東に行くとすぐに興福寺。ここはやたらに有名な仏像が多い。いちばん有名なのは「阿修羅像」だろうけど、なんと「阿修羅ファンクラブ」ってのがある。会長が「みうらじゅん」てのがなんか怪しいけど興福寺の公式サイトからリンクされてるから、ちゃんとした組織なのか?「ファンクラブ会員の声」って、みうらじゅんと高見沢俊彦しか載ってないんだけど。

興福寺は「国宝館」ってのがあって、ここに山ほど国宝仏像が展示されている。これを憶えるだけでも大苦労である。なのでずばり出てきそうなのだけ。特徴あるやつな。

山田寺仏頭。これ何年か前に案内士試験に出てたな。実物はかなりでかい(1mくらい)。
仏頭.jpg

天燈鬼・竜燈鬼。なかなかユーモラスでなんか可愛い。こいつらは二体で「阿吽」。
天燈鬼・竜燈鬼.jpg

木造金剛力士像。こいつらも「阿吽」。しかしリアルな筋肉表現だ。昔にもボディビルダーがいたのか?
木造金剛力士像.jpg


興福寺から東へ行くと、東大寺。入り口に例の「金剛力士像」がある。運慶・快慶な。快慶の大作に兵庫県の小野市つうところに「阿弥陀三尊像」(国宝)ってのがあるらしいが、知らなんだ。小野市民なら知ってるのか?有名な場所にある有名な仏像しか案内士試験には出ないだろう。

で、金剛力士像・大仏以外には、法華堂(いわゆる三月堂)の収蔵物が要注意。

不空羂索観音立像。なんて読むのかわからない。ポイントは後光みたいな飾りが後ろにあることですか。
東大寺法華堂本尊.jpg

脇侍にこれまた国宝の日光・月光菩薩がある。ふつう日光・月光菩薩は薬師如来の脇侍で観音様のよこっちょにあるのは妙なので、本当は違うんじゃないのかとかいわれてるらしい。どういうわけか「月光菩薩」のほうが有名みたいだ。

月光菩薩のほう。
月光菩薩.jpg

四天王立像。4つ憶えるのは大変なので、「広目天」だけ。切手になってるし。踏まれてる天邪鬼に注意。
広目天.jpg


東大寺はこんなもんか。続いて薬師寺。ここは「薬師三尊像」だけでええでしょう。キリがない。
薬師如来像なので、脇侍に日光・月光菩薩がいるけど、月光菩薩の腰のひねり方が妙に色っぽい。
薬師三尊像.jpg

この像の台座は北側だけ見ることができるのだけど、こいつも注意。ギリシャローマの唐草模様、インドの蕃神、中国の神仙思想の玄武などが彫られていて面白い。
薬師三尊像台座.JPG

あとね、ここは有名な「吉祥天女画像」があるけど普段は見られないみたい。お正月だけ上の「薬師三尊像」のとこに飾られるんだとか。
吉祥天画像.jpg

興福寺・東大寺・薬師寺以外で有名なのは、ちゅうと

新薬師寺の「十二神将」。1ダースも憶えるの大変なので、代表格の「伐折羅像」だけでええとする。
伐折羅大将像.jpg

あとね・・・奈良市から大きく離れて(奈良県内ではあるが)「室生寺」の「木造釈迦如来坐像」。
室生寺国宝釈迦如来坐像.jpg

土門拳の写真で有名だけど、室生寺では「客仏」なので割と冷遇されてるかんじ。端っこにポツンと置かれてる。国風文化を代表する仏像なのに、なかなか面白いところだ。


奈良以外では・・・京都だけでええでしょ。

宇治平等院の阿弥陀如来像。うしろの飾りで憶える。
鳳凰堂阿弥陀仏.jpg

三十三間堂(京都市)の「十一面千手千眼観世音菩薩」。1001体あるらしい。星野1001。とにかく仏像がたくさんあったら「京都の三十三間堂」。ワシはいったことない。
三十三間堂.jpg

六波羅蜜寺(京都市・三十三間堂の近所。例の幽霊飴本舗のすぐ近く。)の空也像。
空也像.jpg

こんなもんでしょ。次は仏教建築。
posted by デンスケ at 08:42| Comment(4) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月09日

ここが出る!!案内士試験(歴史・仏像篇その1)

もはや7月も1/3が終わり。いよいよ案内士試験の準備も追い込みですなあ。むしろ「追い込まれてる」感が強いが・・・。過去問をやって思ったけど、邦文試験では「歴史」が他に比べずいぶん難しいような。なんちゅうか「地理」「一般常識」は勘でなんとかなる部分もあるけど、歴史はそれではどないもならん気がする。

で。歴史。宗教史がやたら出てくる。文化史が半分くらい占めてるらしいから、それも当然やけど。

宗教史はマジメにつきつめればとんでもないけど、幸い案内士試験にでてくるのは平安新仏教とそれ以前の美術史に絞られると思う。上古の仏教史は「国家鎮護」の目的があったから、大規模な歴史建造物がいまだに残ってる。鎌倉新仏教以降は「民衆への浸透」がキモであるから、んなに壮麗な史跡ちゅうのはかえって見られない。

これは別にワシがいったのではなく、名著「日本文化史」(家永三郎)に書いてあることである。新書なのでわりと簡単に読めるけど、こういうのすら敬遠されちゃうのかな。ワシは年寄りだからいまどきの妙に馴れ馴れしい文章で書いてある参考書よりよほど分かりやすかったんだけど。

で。写真問題で出てくる宗教史問題はまず関西圏。しかも超メジャー級のみ。でだな、仏像系統はまず「奈良」にある。9割くらいかな。京都もあるだろけど、なんせ度重なる戦乱であまり残ってない。ガイド試験の本質をかんがえれば、現存する仏像しかでないだろう。奈良は興福寺が実質的な守護だったせいか、古い時代のがよく残っていて、必然的に「国宝」指定が多いのである。

で、前置きが長くなった。どの仏像を押えておくか、である。ワシが思うに、「法隆寺」「興福寺」「薬師寺」「東大寺」で充分。ほかはまあ、単発でちょこっとやっておればいいだろう。こいつらは建造物自体も押えておく必要があるが、中身もスゴイ。「ワタシ、脱いでもすごいんです」だな。(なんて罰あたりな)

まず、法隆寺。ここは「聖徳太子」関連であるから、もっとも時代が古い。聖徳太子の時代は「飛鳥時代」だけど、明日香村自体にはさほどすごい仏教関連寺院は残ってない。「飛鳥寺」には鳥利仏師作と伝えられる「飛鳥大仏」
飛鳥大仏.jpg
があるけど、後世の修復が大きくていまいち、らしい。

やはり法隆寺である。

・釈迦如来三尊像
法隆寺釈迦三尊像.jpg
金堂の中にある。釈迦如来がなんつうか男性的な顔なのが特徴。「北魏様式」とかいうらしいけど、アルカイックスマイル・鳥利仏師ってのがキーワード。
アルカイックスマイル
アルカイックスマイル.jpg
とはなんぞや?というのも問題だけど、wikiによれば「古拙」とでも訳すべきものらしい。おなじ鳥利仏師作といわれてるだけあって、「飛鳥大仏」に似てるな。



・法隆寺金堂壁画
法隆寺金堂壁画.jpg
金堂の中に描かれた壁画だけど、大部分は戦後の火事で消失したんだとか。しかし再現されている。ワシはこの壁画のほうが印象に残ってるな。右の菩薩像はことさら有名。大昔の10円切手の図案だ。
金堂壁画菩薩.jpg



・三観音 法隆寺には著名な観音像が3つある。
「百済観音」「夢違観音」「救世観音」

見分け方は、
「百済観音」
百済観音.jpg
は顔がなんというか・・・楳図かずおのマンガにでてくる「顔の潰れた」キャラみたいにはっきりしない。あと、やたらひょろ長い。
百済観音2.jpg
「長い観音像」と憶えておけばよい。

「夢違観音」
夢違観音.jpg
う〜ん。なんか「昆虫」みたいやあ。花輪和一のマンガに出てくる造形がこんなかんじ。

「救世観音」
救世観音像.jpg
「夢殿」の秘仏である。なので、年に一度くらい公開されるんだとか。200年間布にくるまれていた秘仏を明らかにしたのはフェノロサと岡倉天心である。なのでこの二人がそろって出てきたら、救世観音のことだ。フェノロサ単体だったら「薬師寺東塔」である。下膨れ。

あともまだまだあるけど、キリがないし、これぐらいで充分か。



・玉虫厨子
玉虫厨子.jpg
写真のはレプリカ。現物も見たけど、真っ黒けでわからんがな。こういうかたちだと「玉虫厨子」と憶えておけばいいだろう。

あと、法隆寺のよこっちょにくっついてる「中宮寺」の例の「はんかしゆいぞう」と「天寿国繍帳」。
天寿国繍帳.jpg
中宮寺のは京都の広隆寺とどこが違うのかつうと、中宮寺のは後ろにハスの葉っぱみたいなのがあるとこやな。

法隆寺はすごいよ〜。ここは見物に一日どころか数日かけてもいい気がする。しかし、忙しい案内士受験者にはこれくらいでカンニンして欲しいところである。あとね、法隆寺五重塔のいちばん下の階にはこんなのもある。くらくて分かりにくいけど、なんつうかミニチュアモデルみたいなの。

釈迦涅槃粘土像
法隆寺涅槃像.jpg

法隆寺全体はこのビデオクリップでもヒマがあればみておけばよろし。


つづきは明日!!(誰が読むのかしらないけど)
posted by デンスケ at 22:45| Comment(3) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。