2011年05月29日

国宝のパス単

いまいちぱっとしない歴史への対策として日夜ネット上を駆け回るワシである。
実物を見てきたくせに、いまだにどっちがどっちか間違える中宮寺と広隆寺の半跏思惟像。なにがどれやらわからぬ法隆寺の百済観音、夢違い観音、救世観音。仏頭と阿修羅像以外憶えていない興福寺の宝物。う〜ん、GWに行ったときケチらずパンフレット買うべきだったか。

五重塔もそこらじゅうにあってどれがどれやら区別つかない。一個くらい十重塔ならわかりやすいのに。しかし兵庫県の淡路島には実は十重塔があったりする。淡路島の北部に地元出身の実業家だったかが、でかいコンクリ製の観音と一緒に1982に作ったのだ。

世界平和大観音.jpg

しかし塔の中身はがらんどうらしく、張りぼて。観光施設だったのだが、あまりにもトホホな内容で地元の観光案内にも無視され続け、ついに閉鎖の憂き目となった。何年か前、「競売」になってたけど誰もこんなの買う酔狂な人間はおらず、いまは観音ごと倒壊の危険すらあるらしい。「廃墟マニア」には有名なところらしいが、いろんなマニアがいるもんだ(笑)。「世界平和大観音」で検索すればそのトホホっぷりがよくわかるぞ。

さてトホホなほうじゃない寺社仏閣である。いろいろ見て回ったが、ここのサイトが詳しく仏教建築や彫刻、寺院について解説してらっしゃる。奈良のボランティアガイドをやってらした方らしいが、さすがに詳しい。各寺院の解説も面白いが、下のほうにある県別の国宝分類がなかなか興味深い。

これによると、仏教彫刻の56%が奈良県にあるらしい。京都府を入れると85%、関西圏だと96%。彫刻(まあ仏像ですね)の国宝は鎌倉時代がいちばん後世だし、内容を見てるといわゆる超メジャーどころは奈良に集中してるみたいだ。京都では例の半跏思惟像くらいかしらん。室町以降の指定はないみたいで、仏像は古いほうが格段に偉いみたいである。

国宝建築はさすがに散らばるが、それでも京都奈良でほぼ半分。京都は仏像より建築物や庭園が前面に出てきてるかんじである。ずばり「仏像の奈良、寺社の京都」で整理していけばよいのではないか。もっとも法隆寺、東大寺や唐招提寺、薬師寺あたりは建築もさすがに白鳳〜天平文化を代表するからマストではあろうけど。

しかしこれらのお寺の国宝数の多さはすげえな。法隆寺なんて35件もある。ついで東大寺26件。興福寺21件。まあ国宝の数で観光資源の価値が決まるわけでなし、他にも絵巻物や納経といったものもあるだろから一概に言えない(あの清水寺の国宝は本堂のみ)けど、確実にひとつの指標ではあるわな。清水寺とかは歴史より地理系統の問題に出てくるような気がする。

というわけで、上位の寺社はHPとかで見ておいたほうがよさげである。ワシは「新薬師寺」ってのは薬師寺のパチモンくらいに思ってたらなんのなんの、光明皇后の発願によるすごく由緒あるお寺らしい。そういえばここの「伐折羅大将」像はなんか写真を見たことあるし、500円の普通切手の図柄でもある。

500円切手.jpg



しかし500円なんて高額な切手、あんまり実物見たことないよね・・・。
posted by デンスケ at 22:20| Comment(2) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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