2011年05月23日

どのへんを攻めたらいいのか?(歴史篇)

ガイド試験、過去問をひととおりざっとやってみた。歴史はだいたい70点前後、良くても80点くらい。(2008だったか49点という情けない点数だけど、この年は難しかったらしい。)地理は65点〜90点ちょいとばらつきがある。「はじめからていねいに」のひとがおっしゃってるとおり、地理より歴史のほうが難しい気がする。一般常識はどうも60点前後が多く、ここが問題である。しかしまだ何も準備してない「素」の状態なのでよしとしよう。(ええんか、という気もするが。)

で、過去問をやった限りでのワシのかんじた歴史の問題傾向である。

・文化史が中心だけど、仏教美術のうち仏像系統は上古(奈良時代〜平安時代)に限られる。特に奈良時代のが多い。仏教建築も同様。鎌倉仏教以降はよほど有名(金閣、銀閣、東照宮とか)でないかぎり出てこない。これは、
「仏教美術がこの時代(鎌倉時代)からいちじるしい技術の低下を来たしたのは、新仏教(鎌倉仏教)が大体において造寺造仏のような外面的功徳を重んじなかったことにもよるのであるが、一つには古代のような熱烈な宗教的精神が失われ、すぐれた仏教美術を生み出すほどのエネルギーが枯渇したという事情も見逃すことができない」(「家永三郎「日本文化史」p150)とちゃんと書いてあるので、ワシの雑感ではないことが伺われる。

・つうわけで、時代が下がれば下がるほど美術品は仏教を離れ多様化してくる。室町時代の山水、安土桃山の金ぴか美術、江戸時代の浮世絵など。このへんがいちばんまとまってるのは、手前味噌だが切手カタログだと思う。別にカタログを買わなくてもネット上で見ることもできる。

・お城は意外とでない。むしろそれは地理のほう、それも国宝4城(姫路、彦根、犬山、松本)にほぼ限られる。

・日本史は八割くらい畿内(というか京都・奈良)で進行するので、むしろ畿内以外で起こった事件の場所を押えておく必要がある。このへんかなりトリビアな問題が多い。

・どういうわけか文学史もよく出る。観光資源となりえないと思うのだけど、ごくざっくり押えるだけで点が稼げるし一般常識にも出てくるのでおさらいしたほうがいいような気がする。和歌集は時代背景と密接に関連するので成立の時代を押えること。

・飛鳥以前の古代史ははっきりしないことが多いので、仏教伝来以前は切り捨ててもよい。ただし考古学的に資料があるものは押えておくこと。(魏志倭人伝、倭の五王、縄文遺跡など。弥生遺跡は多すぎるので登呂とか吉野ヶ里くらい?)

・仏教史は最澄・空海の鎮護国家(密教)、鎌倉新仏教のへんを重点的に押えればOK。鎌倉新仏教はいずれも比叡山延暦寺の学僧から出ていることに注意。

・神社は歴史上のイベントに関連する以外、単体ではあんまり出ない。なんでかようわからないが、神道が統一的な教義に欠けるからか。

ざっくりとこんなかんじ。これで60点は取れる?(責任は持てないので各自かんがえられたい)
posted by デンスケ at 22:29| Comment(6) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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