2011年05月14日

Freedom / Jonathan Franzen

562p、読了(といえるのか)。

jonathan-franzen-freedom.jpg

昨年、アメリカでもっとも話題になったとかいう小説。
アメリカ北中部の街ミネアポリスのミドルクラスのカップルが主人公。生真面目でほとんど堅物といっていいWalter、元大学バスケットボールの優秀な選手できわめて競争心が強いがいまは専業主婦として二人の子供の母親のPatty。いささか下の息子、Joeyに構いすぎるのか優等生の姉JessicaはPattyと距離を置いている。

ごく普通のミドルクラスの家庭だけど、Joeyが父のWalterのコントロールと母Pattyの過干渉に反抗。あまり評判のよろしくないWhite-Trashの隣人、モナハン家に転がり込んでそこの娘、Carolとねんごろに。ここから一家の危機が始まるのだけれどー。

長い長い小説のわりにストーリー自体は単純。半分くらいまではなんとかがんばったけど、あまりにもストーリーが動かないのとしつこい描写にうんざりして後半は飛ばし読み。なんてのかな。小説のつくりとしても視点が複数人から描かれるから、統一性がないような。

アメリカで評論家に絶賛されたっていうけどなんだかな〜。アメリカ人が読んだら面白いのか?そのへんを差し引いたとしても冗長にすぎる気がするんだけど。ストーリーが少しも面白くなかったし。今のアメリカが抱えている問題を鋭く反映してる、つうけどそれでは時代が過ぎればあっという間に陳腐なものとなってしまうだろう。あれだけ高く評価されてるのだから、なにかしら普遍的なものがあるんだろうとがんばって読んでみたんだけど、ダメでした。

米amazonの評価を念のため見てみたけど、評価分かれてるな〜。「プロットがめちゃくちゃで当惑する」ってコメントがあって、まさしくワシが思ってたのと一緒でちょっと安心しました。細部で全体を構成しているような作品だと思う。その細部に耐えられないのと(これは作者の責任ではないけど)ワシの英語力のなさがあいまってなんともツライ作品でした。アメリカ人のメンタリティに詳しくて英語力あるひとなら、とてつもなく面白いのかもね。

現代文学の読み手として、ワシはなにか欠けたものがあるのとかなり凹んだ。これは英語力だけの問題ではない。ストーリー、つまんないんだもん。読み終わるや否や、PBが発売されたばかりのKeith Richards "Life"をamazonでクリックしちまっただよ。

Life.jpg

ワシがPBを読んでるのはまず第一に楽しみのため、英語力向上は結果としてついてくりゃいいやと思ってるんで面白くなければすぐに放り出すんだけど、珍しくがんばって読んだだけに落胆が大きい。やっぱり食事といっしょでおいしく頂いてこそ身になると思うんだけどな〜。

これでことし10冊。月2冊は堅持しとるの(笑)。キースの自伝、楽しみやわあ。Audio Bookもあって、ジョニーディップが朗読してるんだとか。

posted by デンスケ at 22:04| Comment(4) | PB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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