2011年05月03日

国宝IWGP(その3)

ええ加減だれてきてるけど、国宝めぐり第3回目。5000円で関西の私鉄バス3日間乗り放題ってのを持ってるのでいやがうえにでも、3回目に行かねばならない(有効期限は5/8まで)。どこにしようかなあ・・・。

いままで薬師寺・唐招提寺、法隆寺と回ってきて気が付けばこれはすべて世界遺産である。関西圏で残る世界遺産は国宝姫路城、熊野古道、京都。姫路城は大修理中だし、京都はあんまり気が進まない。熊野古道はいくら関西とはいえ、おいそれと行ける場所ではない。まさしく秘境である。しかし熊野古道(紀伊山地の霊場と参詣道 )をよく見てみると、高野山が入ってるではないか。ここなら日帰り可能である。というわけで・・・。

朝起きたら、天気予報はあまりよろしくないうえ黄砂が飛びまくりである。あっさり高野山はヤメにした。どこにしようかと山川の日本史図録を眺めてたら、「室生寺」の国宝がいっぱい載ってた。調べてみたら「女人高野」(高野山は昔、女人禁制だった)とある。三重県に近いとはいえ、フリーチケットで行ける範囲である。「女人」つうくらいだから、なんつうかソフトなとこでしょと思ったのだ。これが第一の誤りだった。もっとよく調べんかい。

朝の7時半くらいから出かけた。例によって阪神尼崎で「立ち食いそばモーニング」を食したあと、鶴橋で近鉄大阪線に乗り換え。八木駅(橿原市。藤原京に近い。)までは快調だったが、そこからえらく時間がかかった。ようやく最寄り駅の室生口大野に到着。すげー田舎の駅。
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曇りのうえ、標高が高いんだろう、寒い。駅を出たらバスが出発するトコだった。そいや、バスに乗れって書いてあったな。歩いていけんもんかと案内みたら7kmって書いてあってあっさりあきらめた。ここの奈良交通バスは乗り放題対象外である。切符買ったら、「420円です」

高っ。田舎のバスをなめてた。仕方なく乗った。バスは宇陀川の渓谷ぞいにずんずん山の中へ。15分くらいで着いた。山の中に食堂・みやげ物屋とかがある。よもぎ餅が美味しそうだった。みやげ物屋をつっきって橋を渡り室生寺の入り口。完全に山肌に沿ったお寺だ。
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すこし行って、いきなり階段。ワシは阪神間の海っぺたに住んでるうえ、マンションも1階だからhorizontalな移動には慣れているが、verticalな移動には弱い。神戸に転勤になって、毎朝坂を上るのにひいひいいってるのだ。しかし綺麗なお寺だ。シャクナゲがそこかしこに咲いていて、きわめてフォトジェニック。

ひとつ階段を登ると、弥勒堂(鎌倉時代・重文)と金堂(平安時代・国宝)。どっちも中に国宝仏がある。中は撮影できないので、興味ある人は室生寺のHPを参照されたし。きれいなつくりのHPだな。
金堂
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弥勒堂
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そんでもってもひとつ階段を登ると、こんどは本堂(灌頂堂、鎌倉時代・国宝)。「灌頂」(頭から水をかけること)という言葉からわかるように、ここは密教のお寺だ。しかし中になにがあるのか見えないのよ。
本堂
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五重塔
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でまたもひとつ階段。五重塔(平安時代初期・国宝)がすぐ見える。ここは五重塔では国内最小らしいけど、確かにラブリー。なんか「実寸大プラモデル」ってかんじで思わずニヤニヤしてしまった。1998年の台風で木が倒れて大被害、つうのを憶えてるけどここやったのか。山の中だし、そこらじゅうに大きな木があるもんな〜。
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さすがは女人高野、ラブリーだわい、とわけのわからんことを思いつつ最後の奥の院へ。
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ちっともラブリーな道のりではなかった。ゆうても密教の寺だった。ひいひいいいながら、たどり着いた。ここは空海(弘法大師)をおまつりしてるとのことだけど、なんか建物があるだけ。しかし鎌倉時代で重文である。下りはさすがに楽だったが、ひざの悪いひとはタマランやろな。肥えてなくてよかった。

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非常にいいお寺で、やや遠いものの紅葉の季節だととても美しいと思われる。いまのシャクナゲも綺麗だけどね。しかし山岳寺院であるから、足が不自由とか体力ない人にはunfriendlyである。あんまり歳行ってからだとシンドイと思うので、元気なうちがオススメ。まあ奥の院まで行かなきゃ大したことないですけど。


ちょうど帰りのバスの時間だった。急いだので、よもぎ餅買うの忘れちまっただよ。んでもって、まだ昼前だったのでここからどこへいくべえ?と電車を待ちながら思案。空海ゆかりといえば、教王護国寺(東寺)。たしか京都駅の近所だったはず。近鉄八木で京都行きに乗り換え、こんどは京都。

京都のどのへんかな〜京都駅の北側に大きな寺があったからきっとそこだろ、と思ってたら電車が「東寺」に着いた。あわてて降りる。あれ、京都駅の南かいなといぶかしんでたら、東本願寺と勘違いしてたことに気づいた。まあラッキーと思い観光客らしきひとが歩いていく方向へ。このへん、地図も持たずになんともええ加減である。

黄砂で暗い・・・。
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と、いきなり五重塔。ここのは日本最大らしい。南門から入ったけど、お堀にカルガモの少し大きくなったヒナがいて可愛いのって。ずんずん泳いでいくのでお母さんカモが追いかけてましたがな。
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金堂(桃山時代・国宝)がいきなりデーン。
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横向くと、お寺のどまんなかに神社。神仏習合は珍しくないけど、敷地内に堂々ってのはあんまり見たことないような(そんなに神社仏閣行ったわけじゃないけど)。なんでも空海が東寺の完成を祈願したんだとか。向こうに五重塔(江戸時代・国宝)が見える。
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金堂と講堂(室町時代・重文、修理中で幕に覆われてた)および五重塔が折りしも内部公開中。ここも内部は撮影できないので、東寺のHPを見られたし。しかし金堂のなかの「立体曼荼羅」は圧巻でした。

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スピリチュアルな感受性が欠落しているワシにはどないやねん、いうくらい仏像が置いてある、という意味ですが。曼荼羅といえば、やはりこのイメージですね。
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しかし、奈良の建築物は戦乱を免れたのが多いのに、東寺の建築物がかなり時代が下ってからの再建が多いのはなんでだろう。京都は千年の都だし、応仁の乱やらいろいろあったもんな〜。あと、奈良は豊臣秀吉の時代まで実質的に興福寺の支配下にあったってことが影響してるんかいな?と思ったり。

京都はやはり大都会。人も多けりゃ車も多い。古い町だけに、緑も少ない。なんか「古都」ってかんじしないんだよな〜。あるいは、大学が京都だったので、「こんなもん」と思ってるのかもね。あと一箇所いったけど、ええかげん長くなったので続きはまたこんど。
posted by デンスケ at 21:36| Comment(6) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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