2011年04月24日

国宝IWGP(奈良編)

連休あたりにガイド試験の準備を始めたい(いままで何をしてたか、っつうのはさておき)と思っていた。
ガイド試験の日本史と地理の傾向をつらつらかんがえてみるに、文化史あるいは名所旧跡の知識を問うものが圧倒的に多い。別につらつらかんがえなくても判りそうなもんだが。さいわいなことに、住んでるところが歴史上で大きな位置を占める奈良・京都に近いロケーションである。百聞は一見にしかず、というわけで、実際に奈良やら京都に行ってみることにした。うまい具合に、今の期間は「スルッとKANSAI」つう5000円で3日間(飛び飛び可)JRを除く私鉄・バスが乗り放題という企画キップがあるのだ。これをうまく使えばかなりいけそう。

奈良・京都は国宝の宝庫だ。乱立する国宝群を統一し、歴史・地理を一気に攻略するIWGPみたいなアイデアである。IWGPってなんのことやらわからんかもしれんが、プロレスネタなのであまり気にしないでほしい。

というわけで、とりあえず第一弾として奈良をチョイス。なんでかっつうと、おととしだったか阪神と近鉄がつながり奈良まで乗り換えなしで行けるようになったからだ。興福寺・東大寺・薬師寺・唐招提寺くらいへ行けば奈良の国宝はかなりカバーできそう、ってことでとりあえずこのBIG4を訪問することとした。

で、すぐに行けたかっつうとそんなことはなくて、デジカメ(こわれた)のを買い換える必要があったのでヨドバシ梅田でいっちゃん安いのを購入。御堂筋線に乗って、難波で近鉄に乗り換え。奈良に着いたら昼前だった。腹が減ったのでラーメン屋に入ったら「興福寺国宝館」の案内が置いてあった。これによると、「国内国宝彫刻の17%が興福寺にある」らしい。すげ。国宝のPass単みたいなもんか。裏面に有名人がコメントを寄せてあるのだが、ちゃっかりみうらじゅんも入ってた(笑)。いや、むしろ当然の選択か。

商店街やらみやげもの屋を抜けて少し行くと、有名な猿沢池。なんで有名かは知らないけど。上野の不忍池みたいなもんか。もっと小さいけど。確か亀がいたはずだよな〜と見てみたら、いた。しかし外国種のアカミミガメだった。

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猿沢池の反対側に興福寺南円堂がある。西国札所の何番目かだ。西国三十三ご詠歌を子供のころうたったことあるな。ご詠歌ってすっかりすたれちゃったらしいけど、日本全国でうたわれてるんかな。南円堂の裏に三重塔があって、誰もいなかったからすっとばした。あとで見たら国宝だった(汗)。


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南円堂からふりむけば、五重塔と東金堂。どっちも国宝。しかしワシら関西ネイティブは子供の頃から奈良やら京都に行き倒してるので、なんか見慣れた風景である。いちいち何重の塔に感心していては関西のガキはつとまらんのだ。むしろ、鹿のほうが目を惹くな。ちょっと臭いけど。

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ワシの目的は「国宝を見ること」であるから、そそくさと東金堂にも入った。なかに薬師如来やら十二神将像やら。みんな拝んでる(当たり前か)けどワシはなにか宗教的インスピレーションを得るために来たのではないので、ふむふむ薬壺を乗っけてるから薬師如来か〜とそんなことばかりかんがえていた。

続いて秘宝館じゃなかった「国宝館」。薄暗い。老眼が進んで度の弱いメガネにしてるのでよく見えない。つまんねえなあとコーナーを回ったら、どーんと「興福寺仏頭」があった。おお。さすがにインパクトあるなあ。みうらじゅんが「加藤登紀子」といった奴ね。しかし国宝だらけである。内部は当然撮影禁止なので何があるか知りたいひとはここを見るがよかろう。ゲゲゲの鬼太郎の「牛鬼」に登場した「迦楼羅」像もある。

中央にどんとそびえているナントカ如来(いちいち憶えてられない、)からふりむくとそこに「阿修羅」像があった。あら。たぶん仏像系統ではいちばん有名な彫刻だろうけど、ガラスケースに収まってるわけでもなく、手を伸ばせば届く距離である。アホな中学生が騒いだらポッキリいっちゃうんじゃないの?と余計な心配。清冽な少年(少女?)といった趣の阿修羅像だけど、写真でよく見ると正面のはヒゲあるのよん。

薄暗いし、先を急ぐのでさっさと出たところでお腹が痛くなってきた。ヤバイ、つうことで東大寺はヤメにしてあわてて駅方向へ戻った。ドトールで一息ついて、薬師寺へ行くことに決定。いまさら東大寺見てもな〜っつうところである。何回行ったかな。片手では足らないだろう。薬師寺は中学生のとき遠足で行ったけど行ったことしか憶えてない。まだ西塔が再建されてないときだ。西大寺で乗り換えて西ノ京で下車。駅からすぐだけど、駅前でこんなの見つけた。星一徹は奈良に蟄居されてたのか。
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で、薬師寺。広い。どこもそうだけど、奈良のお寺や神社は大体が広いな。京都は大都会っつうこともあってここまで広いのは少ない気がする。東塔が目に入る。フェノロサが「凍れる音楽」と評した傑作建築らしいが、ワシはピンとこない。一見六重に見えるが、間の小さいのは裳階(もこし)といって飾りみたいなもんで実は三重塔だとか。ふ〜ん。中学生のとき来たけどまるっきり記憶にないのはあまり感心しなかったんだろう。いまも同じで、なんというか美を感じるセンスが決定的に欠けてるのではないかと思ったのだけど...。
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金堂の中の薬師三尊像。むろん国宝。これはスゴイと思った。なんでかはワカランが。ほかのに比べると明るいのでよく見えたからかな。薬師如来の横に立つ日光・月光(がっこうと読むらしい。ガイドさんが説明してたのを盗み聞きした。)像も優美。これだけでも見に来た価値はあるな、といたく感じ入ったのでした。
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坊主が講堂でナニヤラいってたけど、ワシは坊主の説教ほど嫌いなものはない。さっさと通り抜けて、北側の玄奘三蔵院へ。平山郁夫画伯の描いた西域壁画がウリらしいが、またもやなんとも思わず。諸星大二郎画伯の描いた壁画なら食い入るように見るだろうに(笑)。「西遊妖猿伝西域編」の第3巻はいつ出るのかな〜と思いつつ、北のほうにある唐招提寺へ。

唐招提寺は金堂が有名だけど、なんでそんな有名なのかワカランかった。行ってわかった。なんというか、静的な威容を湛えておるな。写真ではスケール感が感じられないけど。シンメトリカルな美しさだ。天井に乗っかった鴟尾(しび)が印象的。なんか瓦を作る話って手塚治虫の「火の鳥」になかったかな。しかしワシはマンガにからんだことばっかり憶えてるの〜。
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華やかな薬師寺に比べると、ずいぶん落ち着いたかんじ。国宝の校倉もひっそりとそこにある、ってかんじ。
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ええかげん歩き回って疲れたけど、最後に垂仁陵を見て帰ることにした。垂仁天皇は十一代天皇だ。崇神天皇の皇子だけど、実在性は怪しいともいわれてるらしい。そういわれりゃ、実在したのではといわれてる崇神天皇の本拠地、三輪山からはえらく離れた御陵だ。もっとも比定が確実な御陵って天武・持統天皇陵まで時代が下るらしいけど。
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というわけで、第1回はこれくらいにしといたろ。まだ2回チケット使えるので、こんどは京都かな。連休で混むのは確実だろうけどー。


posted by デンスケ at 22:15| Comment(10) | 通訳案内士試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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