2011年02月27日

英国王のスピーチとかcampyとか

「英国王のスピーチ」、昨日から封切りで、興味があったので観にいってきた。面白かったです。

かの「王位を賭けた恋」でエドワード八世が退位し、弟のジョージ六世が思いもかけず即位することになるのだけれど、彼には吃音癖があった。公の場で話すことはもとより、「ラジオ」という新時代の武器が登場し、君主は国民に直接話しかけることも求められるようになっていた。

市井の療法士の力を借り吃音克服に取り組むジョージ六世であったが、時はWWUの直前。イギリスがドイツに宣戦布告したことにより国王にはWar Time Speechという大仕事が待っていたー。

感動実話っつう奴ですが、ありがちな努力努力ってかんじではなく普通の人間が困難を克服してゆくという展開がよかったです。four letter words連発で、R指定受けてるんだとか。映画では説明されなかったけど、ジョージ六世は海軍にいたので、swearingはむしろお得意な部分だと何かで読んだことがあるな。

いまでこそ英語なんてその気になればイヤになるほど聞けるけど、ワシが高校生のときエリザベス女王が来日したとき、1975だったか。ホンマモンのクイーンズ・イングリッシュが聞けるとわくわくしてたのに、「同時通訳」が被ってなにもわからず。youtubeであのときの宮中晩餐会を探したけど見つからないなあ。残念。



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歴史。山川の「図解日本史」をパラパラ眺めたけど、「仏像」が難関だ。どれもこれも「ホトケさん」で区別がつかない。やっとこさ「中宮寺半伽思惟像」だけ憶えた。最近の歴史の試験に出ていたような。ほかの「××寺××菩薩像」とかぜんぜんわかりません。「半伽思惟像」は半分脚を上げてるから分かるけど、これが上半身だけだったら・・・。しかし、分かりやすい特徴を発見。

世の中ゼニや・・・。タダ見はアカンで・・・。

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口元の微笑を「「アルカイック・スマイル」つうらしいが、「腹黒そうな」ニヤニヤ笑いにしか見えない。
Japanese Grinって奴ですか。どうも仏像を鑑賞する素養に欠けている。

これくらい分かりやすければいいけど、正直他の仏像なんか見当もつかんな。阿修羅像くらいなもん。

どうしたもんかな、と思ってたら、みうらじゅんが「見仏記」って本を出してたのを思い出した。西宮北口のジュンクに買いにいったけど、在庫なし。なんの気なしに本棚見てたときはよく目にしたのに。マーフィーの法則」かい。ブックオフでも見当たらず。amazonでポチリか。

しかしみうらじゅんの本でガイド試験準備って・・・。なんでもええから憶えられたらそれでええねん、と強引に納得させる。どっかで手に入れないとイカンな。

英語は先日買っていた「ゴジラ」に関する本を少し読んだ。引用やら出典を明らかにしていて、どう見ても学術論文。いやはや、難しいって。"campy"って単語がやたら出てきて、調べてみたら「(古臭いけど)面白い、気になる」って意味だった。スーザン・ソンタグの「反解釈」にそういえば「キャンプ/非キャンプ」ってのがあったような。

youtubeでごそごそしてたら、これを見つけた。



エンケンとかのカヴァーはわりかし見つかるけど、オリジナルは貴重。音頭といっても豪快なR&B。野太いグルーヴ、とぼけたコール&レスポンス、冒頭のバリトンサックスの咆哮からリー・モーガン風のトランペットといい、まさしく"campy"ですな。

♪恋しているときゃ 素敵な眼 夢見ているときゃ優しい眼 (そーだよそーだよ)歌って踊ってスタミナつけて♪

すばらしい。カラオケナンバーにしようっと。
posted by デンスケ at 21:46| Comment(12) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

S君との会話(英検読解のコツ)

きょうは英検1級チャレンジ中の会社の後輩、S君とふたりで呑み。S君は日本でたぶん2番目にカシコイ大学を(大学院だったか)出て、ウチの会社に最優秀で入った俊英である。しかしワシは1級さん。S君はまだシンエモンか将軍様である。(例えが古すぎてわからない場合はご勘弁。)というわけで、エラそーに能書きたれるのも今のうち。いまんとここだけを見ると今出川>百万遍(笑)。

S君は原書で英語の小説を読みたいというモチベーションがワシと共通してる。興味が共通してるので話しやすい。英語を大学出てからやり直しチャレンジ中。生意気なことに、いきなり1級受験。ワシでも準1級経由したぞ。「単語問題がさっぱりわかりません」と泣きが入っていたが、それも修行のウチである。精進したまえと(いえるうちに)ゆうてやった(笑)。

しかしS君は英検1級初挑戦で読解パートは満点である。いうては悪いが、その単語力でよく読解満点取れたなと感心する。ワシはかねがね読解で点数を稼ぐのは単語・英語力以外の要素が必要ではないのか?と思っていたのだがそれを裏付けるサンプルである。

で、なんでそんな読解パートで点を取れたんかね?と訊ねた。

回答。

「自分が正しいと思う答えを選ぶと間違える」
大事なことなので、フォントを強調して置いた。

自分が正しいと思うから選ぶんだろ、というのはアタリマエな疑問であるがそういうことではなく、自分の思いを排除して論理的に本文と矛盾しない選択肢を選ぶのがコツ。しごく当然のことなのだけど、これは英語力とは異なるフィールドの能力が要求されると思う。情緒性を排除して、論理的に矛盾のない選択肢を見極められるスキルだな。で、もうひとつ。

「読解問題はパズルです」

けだし、名言である。前提条件をよく理解して、順序に従って本文に「書いてある」答えを選べばよいということ。

このへんを押えておくと、読解問題の正解を選ぶのは(英検1級を受けるレベルの英語力ならば)簡単である、と。

論理パズルやんなあ、とワシが言うとそのとおりだというので、わが意を強くした。であるから、ワシは論理パズルの本をエントリで紹介したりしたのだ。十分すぎる英語力を持ちながら、読解で点の伸びないひとはどのへんが矛盾してるのか、たとえば集合の考えを援用(えらそうに書いてるけど、図解にしてみるとか問題を単純化・抽象化)してみてどこが違うのか考えてみるというのがええんでは?と愚考する。

ちょっとひいて考えるのがコツ。

これは前のブログで書いたことがあるのだけれど、こういうパズルがある。
「Aさんは子供がふたりいる。ひとりは男の子。ではもうひとりが女の子の確率は?」
(注:双子ではない)



んなもん、1/2に決まってるヤロとアプリオリに考えたひとは不正解です。
ふたりきょうだいの組み合わせは、
(男、男)、(男、女)、(女、男)、(女、女)の4通り。ひとりは男の子が分かってるから、(女、女)は排除。残る組み合わせは3通り、そのうち女が含まれてるのは2通りなので答えは2/3。
自分の思い込みを排して、べったり考えることが必要。

読解は点を取れるとぐんと1次突破が近くなる。ワシなんかそれプラス単語だけである。

読解で点が取れないとお嘆きの貴兄(貴女)に。点数が取れないのは英語力の不足だと思い勝ちだけど、案外そういう部分が大きいと思う。TOEIC765点でも英検1級受かったワシがいうから、むしろ説得力がありそうな気がするのだが・・・。

英検は英語力のひとつの指針ではあっても、英語力を担保してくれるものではない。しかし厳然として資格試験なんだから、

「取ったもんがち」
でもある。このエントリが少しでもチャレンジャーの一助となれば・・・。
posted by デンスケ at 23:19| Comment(8) | 役に立つのか立たないのか英検関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月24日

ノルウェイの家具

「ノルウェイの森」、映画やってましたな。いうまでもなくThe Beatlesの"Norwegian Wood"(邦題名は「ラバー・ソウル」収録の「ノルウェーの森」)からきているんだけど、英語に詳しいひとにいわすと、"Norwegian Wood"は「ノルウェイ(製)の家具」つう意味らしいですね。へー。一種の誤訳ですね。ワシはまったく気づきませんでした・・・。

このあいだ買った"Is Tiny Dancer Really Elton's Little John"ってロック界のゴシップねた、都市伝説の検証本(んな大したもんではないけど)を眺めてるんだけど、なかなか面白い。"Norwegian Wood"についてもあった。
IsTiny....jpg


"What does the title of the Beatles' "Norwegian Wood" mean, anyway? Is it an IKEA refferece?"
ってのがあって、はーやっぱり「家具」なんやと。で、答えはジョン・レノンが浮気してたときのことをうたってるんだからだとか。"So I lit a fire, isn't it good, Norwegian wood" で韻を踏んでるだけで特段の意味はなさそですな。

ほかにもなかなか興味深いのがあるな。

「ジョージ・ハリスンはジミー・ペイジに『君はバラードが書けない』って断言したの?」

そういうわけでもないらしい。しかし、ハリスンは結果的に1曲バラードを書かせている。ハリスンがジョン・ボーナムに会ったときに「問題は(ゼッペリンが)バラードをやらないことだな」と発言。もちろん、ただ単にハリスンが知らなかっただけなんだけど。しかしペイジはこれをきっかけに"The Rain Song"を書いた。この曲を注意深く聴けば、ハリスンへのトリビュートであることに気づくだろう。「意図的に、"The Rain Song"の最初の2音は"Something"にこだわったのさ」(ジミー・ペイジ)

へー。そういえば、ギターの間奏がハリスンの曲っぽいような。



「ピート・タウンシェンドはあの「風車奏法」でギターでケガしないの?」

思っているよりヒドイ目に遭っているみたいです。1989年のシアトル公園でギターの弦で手を切って病院に担ぎ込まれ、アンコールに応えられませんでした。同じ年、トレモロ・アーム(whammy barというらしい)に右の手のひらを突き刺しました。それどころか、しょちゅう弦で引っ掛けて爪をはがしてしまい、そのたびに激痛に見舞われてるようですー

なんでそこまでするかなあ。もともとキース・リチャーズがやってるのを見て「ありゃカッコいい」ってことで始めたらしいが、キースはただ単に「準備運動してたら幕が上がったんだよ」ってことらしい。しかし痛い思いしても、(少女への淫行で)勲章貰い損なったのは気の毒な気がするな。ロジャー・ダルトリーが貰ってるのに。



「70年代にスティーリー・ダンとイーグルスは反目しあってたの?」

最初に火をつけたのはスティーリー・ダンで、「幻想の摩天楼」の"Everything You Did"のなかで
"Turn up the Eagles, the neighbors are listening" と歌った。 これはウォルター・ベッカーの彼女が一日中イーグルスを聴いていて、アタマにきてケンカになりそのことを描いてた。

イーグルスはスティーリー・ダンヘのライバル心というよりは敬意を込めて"Hotel California"のなかで歌っている。

"They stab it with their steely knives, but they can't killed the beast"

Glenn Frey commented, "We just wanted to allude to Steely Dan rather than outright mentioning them outright, so "Dan" got changed to "knives", which is still, you know, a penile metaphor"

なんだとか。danってのは"dildo"の意味だからな〜。(ウィリアム・バロウズの「裸のランチ」から採ったらしい。"steely dan from Yokohama,Japan")

なかなかオモロイ。しかしこういうの読んでると歌詞を訳すのってどういうことなんかいな?って思ってしまいますね(笑)。

posted by デンスケ at 07:19| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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