2011年01月27日

通訳案内士になったときを夢想してみる。

通訳案内士試験を受けるといいながら、ただ単にだらだらPB読んでるだけという怠惰な日々。まあなんとかなるヤロ、もともと英検合格のオマケで1次外国語免除いうのがあるしやってみよか?くらいの低い意識ではそらそうなる。なんでかな?と考えたら自分が外国人を実際に案内して観光地を回るという姿がちっとも想像できないからだ。

大阪の主婦さんのブログで現役通訳ガイドのきんちゃん(本来「さん」付けすべきなんだろうけど、どうも「『さかなクン』さん」のように違和感があり、失礼を承知ながらさん付けしないでおく。ご勘弁を。しかし"Yodogawa-River"という英語標記に違和感があるのはワシだけか?「よどがわがわ」やんけと思ってしまう)が「京都奈良をガイドするのは・・」とコメントされていて「おお」と思った。ホンマにガイドしてはるんや。スゴイな。当たり前なんやけど、ホンマにやってはるんや、と感じ入った次第です。

ナマガイジンと会話の経験なし+あまり観光地にいったことがない、の二重苦ではいたし方ない気もするけど。やはり実際にやってみたらどうなのか、というイメージトレーニングをする必要があるような。

奈良の大仏。
「なぜこんな巨大なブッダを建てたのですか?」
「(大仏ってブッダなんかな・・・ようワカランけどと思いつつ)この頃、奈良の都に飢饉・悪疫がはびこっており、それを鎮める祈りを込めて聖武天皇が国家プロジェクトとして作ったものです。ワンノブザ・スリー・グレーテスト・ダイブツ・インジャパンです。(奈良と鎌倉と・・・あとひとつはどこやったかな?高岡大仏?高岡ってどこやったっけ?富山?)」
おお。多少の問題はあれどええかんじや。英語でいわなアカンという最大の問題点を除けば。

法隆寺。
「これは誰が作ったのですか」
「(そら大工さんやで、とツマラナイことをいいそうになるのをこらえつつ)聖徳太子です。当時のエンプレス・スイコのネフューです。彼は古代日本の聖人として崇拝されており、旱魃のときに祈りで雨を降らせるなどの奇蹟を起こしました。ジーザスのような存在です。(オイオイ)また憲法を制定するなど敏腕な政治家でもありました。(十七条憲法はconstitutionではないけど、なんといっていいかわからない。)」
いまだに一万円札が聖徳太子やったら説明しやすいのにな。

幽霊飴.jpg

清水寺。
「なぜここの寺は有名なんですか?」
「(なんでやろ・・・知らんがな、そんなこと)ここの舞台(テラスといえばいいのか?)はごらんのようにとても高く、日本語で物事をあえてすることを「清水の舞台から飛び降りる」という、イディオムがあるからです(答えになってない)。」
「それに加え、ここの墓地に埋葬された女性が墓の中で出産し、お乳が出ないから夜毎に乳の代わりに飴を求め幽霊となって現れたという悲しい伝説があるのです。(本当は隣接の高台寺(=子ぉ大事)の話やけどあんまり細かいトコはええヤロ。)このストーリーはワールドフェイマスなマンガ「ゲゲゲの鬼太郎」となりました。(ここは本当。)あとでゴースト・キャンディを買いに行きましょう」
観光地と現代日本文化の代表、マンガとの意外な接点を知れてガイジンさんも納得ではないかな。

幽霊飴本舗.jpg

京都御所。
「ここはなんですか?」
「メイジ・レストレーションで首都が東京に遷都されるまで、京都は千年にわたり日本の首都でした。(ここは過去完了を使うこと。)
「なぜなら、ここが天皇のパレスであったからです。非常に質素ですが、それは基本的に日本の貴族は貧乏だったからです。花札という日本の伝統的なプレイング・カードは貴族の内職でした。(内職ってどういえばいいんだ?サイドビジネスか?)あの有名なニンテンドーも、もともと花札カードの会社で、本社が京都なのはそういう理由があるからなのです。面白いですね。(面白い、か?)」

雨.jpg

「御所の北側には日本で最も有名な私立大学のひとつがあり、幾多の有為な人材を輩出しています。ハーバードやイェールのようなものです。わたしもそのひとりです。体育の時間にはこの御所のなかを走らされたりしたものです」
個人的なことをいうな。しかも微妙に(?)誇張している。だんだんムチャクチャになってきた。

なんかアレやな。どうでもいいような周辺知識ばっかりで肝心のニーズに応えられないような。
しかもこんなことを英語で言うのは絶対に無理だ。どうしようね?大阪の主婦さん。
posted by デンスケ at 06:27| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

短編は難しい

寒いですなあ・・・。ヨメハンが「豪快に」クシャミやら洟をかんでるウィルス濃度マックスのなか、なんとかいまだ風邪をひかずにいままで逃げ切ってますがいつ捕まるやら。しかもほとんど雨降らないので空気カラッカラ。なんか高砂で大規模な山火事があったみたいです。

letthe.jpg

さて日曜日から"Let the Great World Spin"って小説を読んでます。1974、NYのWTCのツインタワーの間を綱渡りで渡った男がいる。小説自体はこのエピソードとは直接関係ないらしいのですが、この話が冒頭に置かれ、NYの人間群像を描いた短編をつなぐ役割をしてるらしいです。つまり連作短編集なわけ。

"A man on wire" Philippe Petit
ManOnWire.jpg

いうまでもなく、911で消滅しちゃったWTCが象徴的なモチーフとして用いられてる「ポスト911」小説(そんないいかたあるんか)のひとつです。ポール・オースターの"Brooklyn Follies"もそのなかに入るのかな。触発されたことはエッセイにかかれてるけど。

で、2つほど連作短編を読んだんだけど、最初は比較的長めで分かりやすかった。アイルランドからNYにわたり、娼婦がたむろする貧民街で信仰と恋愛のはざまに苦しむ牧師を描いてる。2つめが難しかった。

豊かな暮らしを送っている主人公の主婦は、一人っ子をヴェトナムで失った。子供を失った母親たちのコミュみたいなのに入ってるけど、他のメンバーは貧しい暮らし。持ち回りで集会を各自の家で行っているが、自分の家で開催されることになったときの他のメンバーへの(階層が違うことの)不安感、そして連帯感に揺れ動く感情が延々と描かれてる。

と書いたけど、はっきりいって「こうじゃないかな」という推測です。だってなんの目的で主婦たちが集まってるか最初は説明されない。服装をどうしようとか、プロジェクトのアパートメントに行って話するところから始まる。主人公はYale大に行ってた描写があるので、明らかに社会階層が異なるようであるけど、なんで、んなとこで話してるのかも説明されない。描写は基本的に現在形で、息子にまつわるところ(後から説明される)は過去形なのでようやく時系列が異なることに気がついた。

ひとつめは面白かったけど、この主婦の話はビミョー。短編は、いってみれば写真を見ながら、その写真から読み取れる背景や事情を推測する作業に近い。その点、長編は映画を見てるような感じでストーリーに乗れさえすればあとは楽なもんである。

PBに挑戦するひとで長いのは読めそうもないから、短いのから、、、という発想はもっともだけどストーリーの流れがないので基本的に短編は難しいと思う。小説好きで読み巧者であればともかく、学習目的ならそこそこの長さがある(300pくらい?PBの長編ってだいたいこんなもんである。)ほうがエエと思う。それとミステリ系統ね。基本的に事件の謎を追うというところにストーリーが収斂していくから、焦点を絞って読めるからである。

児童文学とかも同様な理由で、特に男性にはシンドイんじゃないかと。ルイスの「ライオンと魔女」を子供のとき読んだが、「あんでこのライオン、んなに偉そうにしてるんだよう」とまったく訳ワカランかった。大人になって100円で売ってたので読み返したけど、これはキリスト教のメタファかとようやく気がついたのであります。なんで「ナルニア」は非キリスト教圏の日本でもウケたんかいな?謎だ。

まあごちゃごちゃ書いたけど、例えば新幹線のなかでちょっと暇つぶしに読むっていえば、やはり西村京太郎やら山村美沙(例えが古いか?ワシは国内ミステリはまったく読まないのでよくわからないのだ)のほうが選好順位は高いんじゃないかな。文芸作品の格調ある薫り高い文章ってものいいけど、たくさん読んで慣れないとどこが格調高いのかすらワカラン気もする。(よくTIMEが「格調高い」といわれるけど、ワシはどこが格調高いのか読解力がなくよくわからない。難しい単語が多いのはわかるけど。)

でもPB読むってのは、要をいえば本を読むってことですから、やはり本好きってことが英語力に関わらず必要条件ではないかと思う。英語力は十分条件ね。各自の好みを考えるのが重要ですね〜。
posted by デンスケ at 07:45| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

S君の英検受検

ネタがない。なのでS君のことを記事にしようと思う。ここは知らないはずやからええかと。(ヒドイ)

S君はワシの会社の若い男の子である。いうても30過ぎてて、既婚やけどな。ウチの会社にトップで入って、将来のエリート候補ばりんばりんであります。現大阪府知事の出身校(大阪公立トップ)から京都の地名を冠した大学から、大学院の出身。ははぁ〜とワシなんぞはひれ伏す立場だけど、幸い年功序列の日本社会、ワシが退職するまではワシの上司になることはまずないと思われるので君付け(笑)。

エリートだけどS君自体は気さくな普通の子である。いまから5年くらい前にいっしょの事務所にいたのだが、妙になついてくれて親子ほど年齢が違うのに仲良くなった。大の読書好きで、ワシのPB読み始め、ポール・オースターを薦めてくれたのは彼である。本の虫って奴ですね。

ワシはネットで見た「オースターは簡単なのでぜひとも原文で」という柴田元幸氏の言葉を信じて読んでみたら案外すんなり読めた。それからすぐにワシは転勤になったんだけど、オースターが面白かったのでイシグロやブコウスキとかもついでに原書で読んでみた。(こういう尻の軽さというか軽率さがワシの長所だと思っている。)そこまで単純バカでないS君は翻訳を読んでいたのだけど、さすがにシビレをきらしたのか原書とかにも挑戦してみたらしい。

ワシは電車内の暇つぶしでいくらでも読めたのは何回も書いてるとおりだけど、忙しいS君はそうもいかず、悶々としていたらしい。で、ついに昨夏英語を勉強し始めることを決意、2010−2を受検。

さすがに1級の壁は厚く、語彙でボコボコにされ(13点だったらしい)、リスニングで痛めつけられ(19点)、読解に気を取られ時間のなかったエッセイは問題外。しかし特筆すべきは読解で26点満点取ってるのである。驚異だと思う。ワシも読解は得意だったけど、時間をかけてたしな。

で、今回の結果をきょうメールしてくれた。語彙(13点→11点)で凹んでいたけど、読解をミスしたのが何より痛恨事だったらしい。いうてもPart2が5点、Part3は16点でむしろ普通以上だろう。どんだけ厚かましいねん、と思いたくなるが、ワシも受検してるときは読解は1問も落とせない覚悟だったのでよくわかる。

リスニングはよかったらしく、点数うんぬんより確信を持って答えられたのがうれしかったらしい。

で、語彙をどうすりゃいいんでしょう?と訊かれた。

ワシの回答は、ちょっと英検は忘れて、本来好きな読書に励めば?でした。ワシと違って優秀なひとだから、そりゃ単語の暗記とかできるだろうけど、大好きな本がいっぱいあるのだから。むしろそのほうが時間効率もいいのではと。ワシが思うに、単語本とかで憶えるのは確実だけどシンドイ。PBとかで憶える(というか見知っておく)のは当てにならないが、雪ダルマ式に(かなり曖昧だけど)語彙を獲得できる可能性がある。

彼の場合は本を読むのはいっこう苦にならないはずだから、確実に読解を取って、読むうちにたまった語彙で点を稼げばいいだけ(リスニングは楽しそうなのでなんとかなるかと)だと思ったのだけど・・・。

とにかく英文を読むのが苦にならないってのはこれ以上ないくらいのメリットだと思う。これを活かさない手はないと思うし、忙しい社会人はできるだけ負荷を軽くしていかないとアブはち取らずになるような。

ワシは長いこと(3年くらい)読んでたことから語彙は思ってた以上に得点できた。それが半年くらいで実現するのかどうかは分からないんだけどね。

ワシみたいなんがいて、いいのかどうなのか(笑)。どう思います? こんど呑もうかなんていってるので、彼の読解での得点テクを聴取してこようかと(笑)。ワシはあんまり受かること意識してなかったから気楽だったんだけど、あんまり他人にいえるようなことでもないしね。あと1年読みまくったら確実にいけそうな気もするんだけど・・・。

自分のことと違って、気楽にはいえんよな〜(笑)。
posted by デンスケ at 21:29| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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