2010年12月16日

本と新聞の将来

近所にAさひ屋書店の支店があるんだけど、これがショボイ。長らく梅田でK伊国屋と張り合ってきた老舗の大型書店だけに出店すると決まったときは喜んだのに。雑誌ばっかり多い。それはまあしゃあないとしても、他の品揃えもムチャクチャ。「ペーパーバック」と書いてある書棚は実用書が詰まってる。よくあった郊外型書店の劣化版というかんじ。老舗のプライドはどうした。

西宮北口にJンク堂書店があるんだけど、こっちは立派だ。本好きのワシなら1時間でも2時間でもいられるのにな〜。もっともウチから西宮北口へ行くには乗り換えの関係で、梅田や三宮に行くのと電車賃も時間もさして変らない。阪神間は東西方向に行くのは至極便利だけど、南北に行くのは不便であります。

本と新聞は斜陽がささやかれて久しいけれど、Aさひ屋の体たらくを見てると苦しいんやろな〜というのが見て取れます。貧すれば鈍するってかんじですね。

新聞は読売と朝日、リーマン家庭なら日経の三択ってかんじでしょうか。ワシはDaily Yomiuriを宅配してもらってるけど、近所の取次店ではウチ一軒だけらしい。配達を頼みに行ったときに、「ちょっと前までアメリカ人のお家があったけど帰国しはったんで(取り扱い)どないしようか、思とったんですわ」といわれた。そんなに英字紙って売れないもんなんか。その割りに近所の朝日新聞取次店に行けば、Japan TimesとHerald Asahiいつでも手に入るけどな。誰が読んでるんだろう?

英字紙ってのはまったく儲からない(どころか赤字)ので、新聞社のプライドというかフィランソロピーというのかでやってるらしいですね。毎日が撤退しちゃったのもやむなしか。

さて将棋のタイトルは7つあるんだけど、すべて新聞社がスポンサーである。いちばん序列が高いのは「名人」ではなくて「竜王」です。けさ渡辺竜王が羽生名人を下して7連覇ってニュースがあったけど、読売がやってるタイトル。序列は何で決まるかというと将棋連盟との契約金の多寡なんですね。少し前まで、竜王−名人−棋聖−・・・の順位だったんだけど、棋聖戦(産経)が最下位に転落という椿事があった。契約金を値切ったからだ。ちなみに囲碁にも「棋聖戦」てのがあるけどこれは読売がやっていて、竜王と同じ理由で囲碁では序列1位なのでややこしい。

産経がヤバイらしいってのはずいぶん前からいわれてたけど、あらついにってかんじであります。まあ、いまどき新聞の将棋欄なんてチマチマ読んでるひとってどんだけおるんかいな。新聞のウリとしても商品価値がもうないんじゃないかと将棋好きにもいわれとります。名人戦(朝日−毎日共催)のインターネット棋譜は有料会員制。読売の竜王戦はネット中継タダでやっていて、太っ腹なところを見せてるけど、そうすれば新聞の棋譜の価値がなくなるわけで。

携帯の普及でニュースはタダでみるから新聞はいいや、というのは当然の流れではありますがそうやって新聞が売れなくなるとタダでニュースを提供するところもなくなる。どーするんだろうね。

ところでBryan Gruleyって作家の"Starvation Lake"(邦題「湖は餓えて煙る」)つうミステリが面白いらしいですね。年末までに読んでみようかな。("The Coldest War"はどうする?)
posted by デンスケ at 07:40| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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