2010年12月15日

ロマンスもの・・・かな

ト・キ・メ・キ なんかを 探して〜♪ 誰の曲やったかな。バービーボーイズやったか。

厳しい寒波が訪れようとしているなか、みなさんお元気でお過ごしでしょうか。どこかでなんかトキメキをかんじてらっしゃる方がいらっしゃるようですが、PBでロマンスものを読んだことがあるかどうか、思い出してみた。

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ない。そりゃ恋愛を描いた作品は多いけど、あくまでそれはサブストーリーであって正面から題材としたのは読んでないな〜。Susan Sontagの"The Volcano Lover : A Romance"というまんまなタイトルのを買ったけど、未読。18世紀末だかのイタリアやフランスを舞台にした歴史ロマンスらしいけど、最初ちょろっと読んだだけで頭が痛くなった。たいそう面白いらしいですが。

まあ日本の作品でも恋愛モノはほとんど読んでないし。いまだによく憶えているのでは高橋揆一郎という作家の「伸予」という作品で、1979だかの芥川賞受賞作、北海道出身では初だったらしい。夫と死別した元小学校教員の老未亡人が、もう中年になったかつての教え子と出会い・・・って小説ですがなかなか切なかったです。もう絶版だけど、図書館にいけばあるかも。中篇ですぐ読めます。

で、読んだのは20代前半なので「老未亡人」って設定に何にもギモンを抱かなかったのだけど、調べてみたら主人公は「49歳」・・・。まだまだな年齢ですやん、いまなら。やっぱり還暦過ぎないと年寄りってかんじはしないな〜。定年60歳が法制化されたのは1980年のことらしく、そんなに昔のことではないですね。それまでは55歳だったんだから、サザエさんの波平さんが54歳であんなに年寄りくさいのも、さもありなんってかんじですね。英検2次で「高齢化社会」の話題がでたら使えそうなネタですね。ガイジン面接官は波平さんは知らないか。はは。

「老女との恋」ってなら"A Widow for One Year" / John Irvingを読んだことあるけど、アーヴィングって作家は年上の女性にObsessionでもあるのか、"Until I Find You"って作品でもしつこく描いてるな。ミレニアムシリーズでも主人公ミカエルは年上女性とさっさといい仲になってるし(というか、女性と見れば手当たり次第というかんじ)、このへんちょっと違和感があったな〜。

逆パターンの作品って少ない気がする。"Lolita"が代表ですか。早く読んでしまいたいけど、どこへ行ったのか家の中で行方不明。年末の掃除で出てくることを期待しよう。しかし積読本ばっかりや・・・。

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いわゆる「ロマンス」のくくりではないけれど、"Tours of the Black Clock "(Steve Erickson)
て本はオモロイで〜。ちょっと(というか、かなり)歪んだロマンスものといえるかも。殺人を犯しアメリカからヨーロッパへ逃亡した主人公は、ふとしたきっかけからヒトラーのおかかえポルノグラファーとなる。ヒトラーは自殺した姪、ゲリへの思いを断ち切れずそれが東方への侵攻に結びついたという仮定のもと、主人公の書くポルノで癒されたヒトラーはソ連と戦火を交えずイギリス、そしてアメリカへ。冒頭にシャイファーの「第三帝国の興亡」が引用されていて、ヒトラーが愛した女性はゲリだけであったという描写がある。かなりオススメです。

仕事いそがしっ。年末進行や〜。

posted by デンスケ at 07:47| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

英検とTOEICのワシの結果について

ここんとこ英語にかんしては、やややややややや・・・と引退寸前の横綱みたいに欠場ばかり。あきませんなあ。ホンマになんとかせんと・・・。TOEIC、がんばってみるかね。しかし高得点を狙うにはあまりにもハードル高すぎ。TOEICってリスニングの割合高いもんな。しかもかなり正確に理解しておかないと正解できない。

英検だってリスニングがあるヤロと指摘されそうだけど、英検のリスニングってワリと長いからなんとなく前後の脈絡で理解できたように思う。TOEICは短いのが多いしちょっと気を緩めるともうダメダメ。ワシは会話のリスニングが苦手だ。英検でいったらリスニングのPart1ね。Part2はニュースばっかり聴いていたせいか、妙に得点できた。

リスニングもう少しがんばってリーディングを時間内に完答できれば800点は超えそうだけど・・・。しかしなんであんなに得点でけんかったんかな。ま、結局穴だらけの実力なんやな、と。自分でもわかってたのである。なのでがっかりはしたけど、まあこんなもんかと。

よく1級=900点くらいと聞くけど、それはあくまできちんと学習を積み上げてきて何度かTOEICを受けて、という人に妥当するのではないかと。(そういう人が大多数だろうけど・・・。)ワシの場合はわかろうとわかるまいとメチャクチャなやりかたでPBを読んでただけだもんな。

1級は単語が難関っていわれていて、まずそこから・・・っていわれてるけど、実際のところいわゆる1級単語をやりはじめたとき("Basic Word List"を使った)、案外なんとなく見たことある単語が多かった。これは乱読のおかげだろう。なんで、準1の単語ってのもあんまりよくわかってないことも多いのである。

ラリラリな実力なことは間違いないけど、それでも一応1級(笑)。ワシのケースをかんがえれば、1級攻略のヒントが見つかるんじゃないかと(笑)。ワシは1次2回だったのでそんなに苦労してない。2次3回受けたけど、それまで英語なんぞ喋ったこともなく、ちょこっと英会話Cafeに行った程度だもんな。3回目でも受かっただけでめっけもんである。それじゃ英作文が得意かといえば、12点、10点。話になりませんがな。なんで受かったんだろう?

分野別にいうと、
読解:かなりやった。これは受験者のなかでも上のほうではないかと。
単語:そんなに時間はかけなかったけど、読解の副産物かな。ラッキーでした。
文法:まったくダメ。英作文の得点の低さが如実にそれを現してるな。
リス;もっぱらニュースばっかり。一字一句より大意を取るようこころがけた。(意味わからないとニュースがちっとも面白くないからだ。)これも読解力頼みの一種だな。
英作:英検本番まで1行も書かず。いや、準1で少し書いたか(笑)。

結局、読解100%、単語88%、リスニング74%、英作36%(←!)、全体として73%でカツカツ一次クリア。いかに読解と単語頼みだったのかよくわかるな。リスニングは天の助けがあったとしか思えない。ふだん善行を積んでるからだな。まあマジメにいえば英検を受けたときは結構リスニング調子よかったのだ。理由はわかりませんけど。

まあTOEICさっぱりなワシがいうのもなんだけど、少し上の材料を選んでやったほうが英検1級にはいい気がする。で、まあ大事なことは上のレベルに到達する踏み切り台を用意することでしょうね。
例えば、小説に並々ならぬ興味があるとか、海外で暮らしてみるとか。なんによらず、英語そのものより英語でナマの情報を得るというアプローチが吉かと。遠回りに見えて、結局瞬発力が得られるような気がしますね〜。

まあワシもTOEICでちゃんと得点できるような実力つけないとな。しかし、問題がartificialでやっていてさっぱり面白くないのは泣きそうだな。ワシは面白いこと、興味ある分野をやってきてなんとかやってきた(それが結局「踏み切り台」なんだろう。)それにTOEIC、受験料高いのよ。年に何回も受けられへんがな〜。受けられたら、来年は目標800点です。
posted by デンスケ at 19:55| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月11日

国際地球観測年

本棚をごそごそしていたら、小鷹信光著「アメリカ語を愛した男たち」というのがでてきた。ハードボイルドを中心として、翻訳のあれこれについて語っている。ハードカバーで奥付を見たら1985だったから、80年代後半に翻訳ミステリに凝ってた時分に買ったものかと。いままで3回ほど本の大粛清を行ってるのだけど、しぶとく本棚の奥で生き続けていたらしい。

こういう意味でこう訳すとか、これには悩んだとか書いてある。なかでも著者がこだわってるのがtoughという単語だった。まあハードボイルドが題材だもんね。かの有名な「タフでなくては生きていけない」は、もとネタになったと思われる原文では

"How can such a hard man be so gentle?"
"If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle,I wouldn't deserve to be alive." ("Play Back/Raymond Chandler")

どっこにも「タフ」なんて出てこない。もしワシが訳すとしたら
「厳しいひとがよくそんなに優しくなれるのね?」
「厳しくしなきゃ、生きてないよ。優しくなれかったら、生きてる値打ちがないさ」
名訳だ。誰もホメないだろうから、自分でホメる。人生50年余の知恵だ。

hardでありかつgentleというニュアンスでtoughになったのかな?"tough luck"は「ついてない」くらいだし、"tough cop"はこの本によると「(ワルにとってやりにくい)真っ正直な警官」らしい。まあ前後の文章にもよるんだろうけど。「キッツイ」くらいがぴったりくるような。「どっちを選ぶ?」で、「きっついな〜」は"It's tough to say"とワシならいうな。

さてtoughという単語で思い浮かべた曲がこれ↓


"I.G.Y"/Donald Fagen
Standing tough under stars and stripes
We can tell
This dreams in sight
You've got to admit it
At this point in time that its clear
The future looks bright
On that train all graphite and glitter
Undersea by rail
Ninety minutes from New York to Paris
Well by seventy-six well be a.o.k.

What a beautiful world this will be
What a glorious time to be free

星条旗の下に直立し もういえるさ
この夢は間近 それは認めなきゃ
いまの時点でも明らか
未来は輝いて見える
海底を走るオール・グラファイトのぴかぴかの列車に乗れば
ニューヨークからパリまで90分 76年にはすべてがうまくいっている
世界はなんてうつくしくなるのか
自由な輝けるとき (訳:ワシ)

80年代初めを代表する名曲だけど、"I.G.Y"ってなんじゃらほい?って調べてみたら「国際地球観測年」だった。"International Geophysical Year"の略で、1957〜1958だったとか。ワシが生まれたのはちょうどこの間だな。いろいろな関連事業が行われたけど、南極観測がなかでも有名らしい。んでもって、「昭和基地」の建設とかもその一環。タロとジロのエピソードですな。「紅白歌合戦」で「南極から白組を応援してます〜」のために作られたのではないらしい。

この曲に歌われている「未来の科学社会」ってのはワシが子供の頃の「サンデー」「マガジン」とかの「巻頭カラー(といってもショボイ3色刷り)とくしゅう」でよく取り上げられてた。いまはそういうの見ないな。こういうのが案外、理系離れを生んでるのかもしれないとワシは愚考する。デキの悪いワシですら、エンジニアになることを夢見たものだった・・・。(ワシはいま、Accessのデータベースを構築するので四苦八苦している。なんで50歳過ぎてこんなことやらにゃならんのかと思うが、誰もやってくれないし。)

で、タロとジロであるがコケを食べたりして生き延びたのだけど(ペンギンも捕食してたらしい)、冷凍怪獣ぺギラに襲われなかったのはコケに含まれる成分、ペギミンHのおかげであったことはみなさんご存知のとおり。東京を襲ったぺギラはペギミンHで撃退されたのだった。めでたしめでたし。

ぺギラ
ぺギら.jpg
チャンドラー
チャンドラー.jpg

しかしぺギラが「チャンドラー」という弱っちい怪獣になったのは悲しかったな。いまだにレイモンド・チャンドラーと聞くとレッドキングに翼を引き裂かれ逃亡した怪獣をなんとなく思い出すのである。というわけで話がハードボイルドに戻りましたとさ。ぱちぱち。
posted by デンスケ at 07:51| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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