2010年12月19日

ことし最後の一冊

"Starvation Lake"、届いたのでさっそく読み始める。50pほど。文章はそんなに難しくない。というか、ミステリそのもんですな。"The Coldest Winter"のみちみちに詰まった小さいフォントと長い文章をさいきんずっと読んできたので、老眼の目に優しい。ちゃんとストーリーがあるのもうれしい。面白い。当たり前ですが。

なんとか今年中には読めそう。"The Coldest Winter"は面白くて示唆に富む本ではあるけど、峻険な山みたいだ。少しずつ読み進めようっと。

たぶん"Starvation Lake"がことし最後の読了本になるだろう。ことしの読み始めはミレニアムシリーズで、これはやはり抜群に面白かった。東京出張のときに読み耽ったなあ〜。もうあれから1年か。早っ。しかしこれはスウェーデン語からの翻訳なので、ワシとしては勘定に入れたくない。

やはりオリジナルテキストを読んでナンボって気もする。でなきゃ、別に邦訳読んでも同じだしね。

23日休みなんで、そこで半分くらいまで。残りはまあなんとでもなるかな。360pくらいだし。

ことしは20冊前後で、10冊行かなかった去年に比べるとがんばったほうだと思う。もっともかなり荒っぽい読み方で、土日でまとめて、ってのが多かった。毎日20〜30pを読んでた2、3年前に比べてどうなんかいな。3年前は年間に40冊近く読んだけど・・・。まあ数が多けりゃいいってもんでないけど新聞やニュースを見聞きしようとするとどうしても冊数はいかないな。何も考えずにPBだけ読んでるのがいいのか、範囲を広げたほうがいいのか・・・。

所詮、趣味の読書なんだし。学習意欲の欠乏はTOEICでよおおく分かった。でも(ここまで来たなら)英語が喋れるようになれるかも?なんてスケベ根性で思ってしまう中途半端なワシであります(苦笑)。
posted by デンスケ at 20:41| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

Collocation in Use(Advanced)買いました。

Collocations in Useを終えてから、朝勉の時間を英字新聞読むのに当てようと思ってたけど、案に相違してさっぱり。このままではダメなので、AdvancedをAmazonでポチリ、来週からまたコツコツやってきます。それと"Stavation Lake"ってミステリを買いました。年末までに読めるかな。

読みかけの"The Coldest War"、面白いんだけどいかんせん長い。小説と違ってストーリーに乗って読み進めるってことがでけんのもツライとこです。文章が"That~"という構文で始まるのが多く、またカンマで修飾してるのが多くてなかなかスイスイ読むとはいかんのです。

朝鮮戦争は金日成がやる気まんまん、南進すれば韓国の共産主義シンパが蜂起してあっという間に統一ですわとスターリンや毛沢東に自信たっぷりだったとか。どうも本気でそう信じていたらしく、このへんを毛沢東は危うんでいたとか。共産主義シンパは蜂起せず、一時プサンまで追い込んだもののこれは韓国とアメリカ軍の脆弱さによるものでありました。結局伸び切った補給線を分断するアメリカお得意の戦術で戦線はあっというまに逆転。

"After all, he(Kim Ill Sung) had not risen to power not by battlefield...He had not learned anywhere near as many lessons on his way to power as Mao or Ho."

金日成が抗日パルチザンの英雄としてソ連に「作られた」存在であったことは近年の常識だろうけど、結局毛沢東やホーチミンのように戦場でのし上がり民衆を組織して、といったタイプでなかったことがヴェトナムとかと違って半島の分断状態が継続してる理由のひとつかもしれませんね。ここの指摘は興味深かったな。

starvationlake.jpg

さて"Starvation Lake"の邦題、「湖は餓えて煙る」だけどなんかな〜。この邦題ではワシはちょっと手に取らんだろな。最近の流行なのか、出版社の意向か訳者の趣味か。小説や映画の邦題ってけっこう重要なファクターだと思うんだけど。

うまいことつけたな〜と思うのが「ライ麦畑でつかまえて」ですね。"The Catcher in the Rye"を微妙に意図的に誤訳したような。実は「ライ麦」は早くに翻訳されていて、そのときの邦題が「危険な年齢」サリンガー著、だったらしい。ううむ。まあ確かに。

"The Great Gatsby"は映画が「華麗なるギャツビー」で公開されたからか、ワシが高校生のときに読んだ当時は本もそういう邦題でした。もともと小説の翻訳がそうだったのか、映画の邦題にあわせて変えたのかわかりませんが。

このあいだ読んだ"The Quiet American"は「おとなしいアメリカ人」はまあそのままだけど、quietのダブルミーニングまでは伝えられませんね。"A quiet American is a dead American"っていうことわざというか、clicheというか。このパターンはたぶん長い伝統があって、"A good Ni**er is a dead Ni**er"、太平洋戦争中は"A good Japanese is a dead Japanese"、朝鮮戦争はJapaneseがKorean、ベトナム戦争ではcharlieに置き換わったわけです。

charlieはベトナム共産軍のアメリカ軍からの渾名で、Vietnumese Communist = V.C = Victor Charlie=charlieとなり、ひろくベトナム戦争中のベトナム人一般を指すようになったらしいです。ベトナム戦争ものではレヴェル1くらい頻出であります。V.CにVictorを当てた段階で、アメリカ兵は「勝てない戦争」だと思ってたのかもね。

邦題と原題の関係は興味しんしんなのでまたまとめて記事にするかも。そんなのを楽しみにしてる奇特なひとは当てにしないで待っていてくだされ。
posted by デンスケ at 08:09| Comment(15) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月16日

本と新聞の将来

近所にAさひ屋書店の支店があるんだけど、これがショボイ。長らく梅田でK伊国屋と張り合ってきた老舗の大型書店だけに出店すると決まったときは喜んだのに。雑誌ばっかり多い。それはまあしゃあないとしても、他の品揃えもムチャクチャ。「ペーパーバック」と書いてある書棚は実用書が詰まってる。よくあった郊外型書店の劣化版というかんじ。老舗のプライドはどうした。

西宮北口にJンク堂書店があるんだけど、こっちは立派だ。本好きのワシなら1時間でも2時間でもいられるのにな〜。もっともウチから西宮北口へ行くには乗り換えの関係で、梅田や三宮に行くのと電車賃も時間もさして変らない。阪神間は東西方向に行くのは至極便利だけど、南北に行くのは不便であります。

本と新聞は斜陽がささやかれて久しいけれど、Aさひ屋の体たらくを見てると苦しいんやろな〜というのが見て取れます。貧すれば鈍するってかんじですね。

新聞は読売と朝日、リーマン家庭なら日経の三択ってかんじでしょうか。ワシはDaily Yomiuriを宅配してもらってるけど、近所の取次店ではウチ一軒だけらしい。配達を頼みに行ったときに、「ちょっと前までアメリカ人のお家があったけど帰国しはったんで(取り扱い)どないしようか、思とったんですわ」といわれた。そんなに英字紙って売れないもんなんか。その割りに近所の朝日新聞取次店に行けば、Japan TimesとHerald Asahiいつでも手に入るけどな。誰が読んでるんだろう?

英字紙ってのはまったく儲からない(どころか赤字)ので、新聞社のプライドというかフィランソロピーというのかでやってるらしいですね。毎日が撤退しちゃったのもやむなしか。

さて将棋のタイトルは7つあるんだけど、すべて新聞社がスポンサーである。いちばん序列が高いのは「名人」ではなくて「竜王」です。けさ渡辺竜王が羽生名人を下して7連覇ってニュースがあったけど、読売がやってるタイトル。序列は何で決まるかというと将棋連盟との契約金の多寡なんですね。少し前まで、竜王−名人−棋聖−・・・の順位だったんだけど、棋聖戦(産経)が最下位に転落という椿事があった。契約金を値切ったからだ。ちなみに囲碁にも「棋聖戦」てのがあるけどこれは読売がやっていて、竜王と同じ理由で囲碁では序列1位なのでややこしい。

産経がヤバイらしいってのはずいぶん前からいわれてたけど、あらついにってかんじであります。まあ、いまどき新聞の将棋欄なんてチマチマ読んでるひとってどんだけおるんかいな。新聞のウリとしても商品価値がもうないんじゃないかと将棋好きにもいわれとります。名人戦(朝日−毎日共催)のインターネット棋譜は有料会員制。読売の竜王戦はネット中継タダでやっていて、太っ腹なところを見せてるけど、そうすれば新聞の棋譜の価値がなくなるわけで。

携帯の普及でニュースはタダでみるから新聞はいいや、というのは当然の流れではありますがそうやって新聞が売れなくなるとタダでニュースを提供するところもなくなる。どーするんだろうね。

ところでBryan Gruleyって作家の"Starvation Lake"(邦題「湖は餓えて煙る」)つうミステリが面白いらしいですね。年末までに読んでみようかな。("The Coldest War"はどうする?)
posted by デンスケ at 07:40| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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