2010年12月28日

(いちおう)ことしを振り返って

みなさんコンバンワ。年末といえちょっと休みがある程度やんか、年が代わったとて、さほど変化のあるモンやなし。とおかきを齧ってたらAnchorsongさんと大阪の主婦さんに丁重なご挨拶をされてフガフガ返答したような次第でございます。

そうやな、ことしな。英検1級通ったな。快挙だ。むしろ怪挙といったほうがええような。受けてたときは正直あんまり考えなかったんだけど、いまから考えるとよく通ったもんだと思う。

しかし1級通ったからといってワシの生活にはまったく変わりがない。せいぜい会社で「英検1級やぞ、偉いヤロ」「で、英語喋れるんですか」「いやまったく」という笑い話のネタになる程度であります。まあこれからもボチボチPBは読んでいきたいなと。1年近く経つと、もう当時の熱気は醒め、冷静に自己の至らなさに日々反省は・・・してないな。情けないとは思うけど。まあそんなもんです。

そうやな、あとは・・・老眼がまたもや進行したことか。「もう・・・アカン」と嘆きたくなります。景気悪いな。しかし誰か若い恋人でもできれば・・・ドサクサ紛れに何をいうかわからんの。

この間買ったDenis Johnsonはまったく憶えていなかったけど、"Jesus'Son"の作者だった。この本、ちょっと読みたくて一時探したのだけど、Amazonでも入手困難なのであきらめてそれきりだったのだ。麻薬中毒とか、シングルペアレントとかキッツイ内容を描いた短編集だそう。激辛な内容だけど、日々ぼんやり生きてるアタマにはKicksが必要やなあと。

ジミ・ヘンドリックスを聴いて作家を志したってのもなんかヘン。"Jesus'Son"という題名自体がヴェルヴェット・アンダーグラウンド(ルー・リード)の"Heroin"という曲の"
When I put a spike into my vein....And I feel just like Jesus' son"つうのから来てるんだそうで、なんかかなりイッテるかんじである。

"Jesus'Son"は手に入らないので、がんばって買った"Tree of Smoke"読もうかね。ドラッグは一生やらないだろうから、せめて本を読んで脳に刺激をやりたいところ。

「アタマにエサをやれ」-"Feed Your Head"

from "White Rabbit(Grace Slick/Jefferson Airplane)


posted by デンスケ at 22:27| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月26日

日本一デカイ本屋へ

ついこのあいだ大阪でオープンした「チャスカ茶屋町」はB1Fから8Fまで本屋ということで、ジュンク池袋を抜いて日本一の売り場面積とか。丸善とジュンクの共同経営で、洋書売場が充実してるらしい。これは行かねばならん、てことでクソ寒いなかを行ってみた。

丸善はもう京都にも神戸にもなくて(京都の烏丸にできたらしいけど)、京都河原町店は梶井基次郎の「檸檬」の舞台だモンな。神戸店も元町というロケーションもあって、外国の匂いがするするとこだった。もうなくなって20年以上か・・・。

茶屋町とは阪神沿線住民にはなんともビミョーなロケーション。阪神梅田から遠い。Loftの真横。世界一の地下街のおかげで、近くまではいけるけど地上に出て少しあるな。このへんが微妙に影響しそうな。堂島ジュンクは地下街だけでいけるもんな。しかしモロに阪急梅田の紀伊国屋とバッティングしそうな位置だ。ところでジュンク堂、バカバカ出店してるけど大丈夫か。梅田だけででかいの3つあるぞ。本好きにはたまらん本屋だけど、もとは神戸のローカル書店だもんな。神戸でジュンクのまん前に出店してあっという間に潰れた賑々堂みたいにならんか、心配である。

で、実際にどうかというと。そうですね、ジュンク堂のヒルトンプラザ店を9フロア重ねたかんじですかね。いちどだけ八重洲ブックセンターにいったことがあるけど、あれがさらに高くなったかんじというか。B1Fから8Fまで。しかしわき目もふらず洋書売場へ。というのはここはレジが1Fにしかない構造なので、とんでもなくレジが混むと聞いてたからだ。

洋書売場。確かにデカイ。PBミステリで1列。古典文学で1列。SF&クラシックミステリで1列とか。しかし開店早々のせいか、まだ品揃えが偏ってるな〜。とうぜんあるべき作家がなかったり。本を補充してるおっちゃんに「何かお探しですか」「あ、**は?」「あ、あれ?ないなあ。入れたはずなのに」ホンマかいな。まあ今後に期待しよう。

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おすすめコーナーみたいなのもあって、ここ10年の文学賞受賞作みたいなのを特集してた。ここで2冊を購入。Jonathan Franzen " The Corrections"、Denis Johnson "Tree of Smoke"。どっちも全米図書賞受賞作だ。最近、質の低下が著しいとか言われてるけど。ほとんど翻訳されてないもんな〜。 日本人が本を読まなくなったのか、それとも・・・。

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Jonathan FranzenはことしTimeの表紙になってたな。立ち読みしたけど、英語で立ち読みはツライもんがあってほとんど意味わからず。3000円以上買ったらチーズケーキプレゼントにつられて、「のだめカンタービレ」25巻も購入。これだけ帰ってから読んだけど、上手いこと収めたね。大好きなターニャの話もあって、満足満足。

帰りに新梅田食道街(食堂街ではない)の洋食店でサービスランチ680円。ハンバーグ、トンカツ、エビフライ。美味かった〜。思わずご飯お代わりして苦しくなりました。B級グルメの名店らしいけど、カウンターのお姉ちゃんがよく働くって。バイトだろうけど、こういう子がいると助かるだろうな。

本屋でウィリアム・バロウズの「裸のランチ」の原書を見つけて、"Steely Dan from Yokohama"ってフレーズが本当にあるのかどうか確かめたくなった。金属製のdildoらしいけど。Steely Danの名前はここから来てるけど、大学後半はよく聴いてたなあ。"Gaucho"を繰り返し聴きながら、「家畜人ヤプー(角川文庫版)」読んだ。おかげで、"Babylon Sisters"のイントロ聴くとなんか妙な感覚に襲われます。でもこの曲、レゲエやねんなあ〜。

posted by デンスケ at 20:51| Comment(11) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月25日

洋書 in 2010

Merry Christmasやで、みなさん。

なんとかかんとか、ことしの目標の20冊を読み終わりました。

1月
The Girl With the Dragon Tattoo(2005)/ Steig Larsson 542p ★★★★☆
2月
The Girl Who Played With the Fire(2006)/ Steig Larsson 724p ★★★★
3月
The Girl Who KIcked the Hornets Nest(2007)/ Steig Larsson 699p ★★★☆
July,July(2002)/ Tim O'brien 336p ★★★
5月
The Brass Verdict(2008) / Michael Connelly 516p ★★
Set This House in Order : A Romance of Souls(2003) / Matt Ruff 479p ★★★★☆
Invisible(2009)/ Paul Auster 308p ★★★
6月
City of Theives(2008)/ David Benioff 258p ★★★★★
Beat the Reaper (2009)/ Josh Bazell 295p ★
7月
Books Baguettes & Bedbugs(2004)/ Jeremy Mercer 258p ★★★
Indignation(2008)/ Philip Roth 238p ★☆
8月
Tourist Season(1986)/ Carl Hiaasen 379p ★★★★
Stormy Weather(1999)/ Carl Hiaasen 388p ★★★☆
A Dead Hand(2009)/ Paul Theroux 265p ★★★☆
9月
The Last Child(2009)/ John Hart 458p ★★★☆
10月
Strip Tease(1993)/ Carl Hiaasen 501p ★★☆
A Red Death(1991)/ Walter Mosley 273p ★★★
11月
Nickel and Dimed(2001)/ Barbara Ehrenreich 235p ★★
12月
The Quiet American(1955)/ Greham Greene 180p ★★★★
Starvation Lake(2008)/ Bryan Gruley 370p ★★★☆

星はあくまでワシの主観的な読後感で、2010年中に読んだ中でつうことです。"The Last Child"あたりだと前評判が高かったので期待が高かったのに自分の考えていた展開と違い、ややがっかりした面も。読んでるときは面白かったんですけどね。文芸モノもエンタメもミステリもノンフィクションも一緒くたなんで、無理がありますわな、だいいち。"The Quiet American"はもはや評価の定まってる傑作だろうけど、正直読んでるときはあんまり面白くはなかったな。題材は興味深かったけど。

2010大賞
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で、★5つの大賞は"City of Thieves"でした。パチパチパチ。ラストがよかったので、この結果とあいなりました。いや、面白い本ですよ。ラストの一行は、「原書で読んでよかったなあ」としみじみ思わせる切れ味でした。翻訳は読んでないけど、どんなかんじなんだろう?

ことし最初のほうは、「ミレニアム」一色でしたな。めちゃくちゃ面白いんだけど、なんせ長い。3部作のなかではやはり「ドラゴンタトゥー」がいちばんかと。2部、3部はあわせて1冊みたいなところがあって、まだ解決していない伏線はこれから、だったんだろうね。かえすがえすも作者の急逝が惜しまれます。

審査員特別賞
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ミレニアムシリーズは面白いんだけど、原作がスウェーデン語で英語はあくまで翻訳なので、対象外ですね。しかしその面白さに「審査員特別賞」を進呈しよう。審査員はワシ一人やけどな。賞金は飴ちゃん1個。作者はすでに故人なので、ワシがいただきます。邦訳はなぜかフランス語からだったらしいけど、なぜフランス語?

優秀文芸賞
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意外に面白かったのがMatt Ruffの"Set This House in Order"で、大して期待してなかったのに面白かったから、評価が甘いかもしれない。しかしネットで検索したらワシのブログが上位にくるくらいで、日本でいったい何人が読んでるんだろうと思ってしまいますね。なかなか変な小説です。文芸系統ではこれがいちばんかな。

文芸功労賞
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オースターの"Invisible"は裏返しの"Moon Palace"というかんじ。ムーンパレスは偶然の連続でストーリーが進んでいくけど、この小説は意図的にストーリーの展開を遮断してるみたいなところがあって、これはこれで結構面白かったです。

文化交流賞
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セローの"A Dead Hand"はミステリとしてはなんとも中途半端だったけど、さすがに文芸系の作家のためか人物描写が巧みですね。なかなか面白く読めた。ワシはやっぱり魅力的な登場人物がでてくる小説が好きだな。その点、昨日読み終えた"Starvation Lake"とかは不満が残ってしまいますね〜。

大衆功労賞
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人物の造形という点において、ハイアセンの右にでる作家はそうそういないと思うけど、正直どれもこれも同じような展開で、いってみればストーリー自体より登場人物の会話やらノリを楽しむというかんじだけども、単独デビュー作の"Tourist Season"はなかなか衝撃的で、やはり処女作というのはその作家のすべてを物語るというかんじでした。

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ここには挙げてないけど、9割がた読んだ本が2冊ほどあります。それとちびちび読んでる"The Coldest Winter"。なんせちっこい字で600p以上、めちゃくちゃボリュームあります。やっとこさ300pほど読んだけど、年内は無理だろうな。

さて、来年はどんな楽しい本が待ってるのだろう。楽しみ。

で、通訳案内士試験は・・・(汗)。

それではみなさん、よいクリスマスを!
posted by デンスケ at 06:23| Comment(4) | PB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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