2010年11月07日

Nickel and Dimed / Barbara Ehrenreich

nickel&dimed.jpg
235p、読了。というか、
1.内容は興味深いけど、やや描写がくどすぎ
2.語彙がきびしすぎる
のでかなり飛ばし読みです。特にミネソタでWalMartの店員になってからはかなりめげました。
作者のブログ。なかなか面白そうなのですが、読む根性がない。特に女性には興味ある内容のエントリも多いみたいなので、がんばってコメント寄せてください。
http://ehrenreich.blogs.com/
(よく見たら去年の12月で更新止まってた。失礼しました。)

この本は60歳を目前にした筆者がアメリカの一般的な低賃金サービス業を就労し、その給料でやっていくという体験をまとめたもの。蟹工船みたいなもんか。低賃金で住居(トレーラーハウスやモーテル)を借り、食事をなんとかし通勤のガソリン代をいかに捻出するか。また仕事のきつさ。こういうのが延々と書かれてるので、あまりウキウキするような内容ではないのは当然。

仕事の内容が延々と書かれてるのは、固有名詞やらアメリカの日常生活を知らない身にとってはかなりキツイし、正直「もうええわ」というかんじ。どっちかいうと筆者が観察した他の労働者をもっと描いてほしかったな。最後の章で"Evaluation"として全般的なまとめや省察が書かれてるけど、ここは面白かった。

turumomo さんのコメントから、この本はアメリカの高校生の課題図書になってるという情報をいただきましたが、いや〜難しい。アメリカの高校生、こんな難しい単語が並んでる本を読んでるのかといささか凹みました。そういえばアメリカの高校生の必読書、"To Kill a Mockingbird"もかなり単語難しかったな。アメリカで高校生はやれんな。「青春白書」みたいなアメリカの高校生活は憧れだったんだやけどな。

アメリカは製造業が早々に海外移転し、入門レベルの労働者(Entry level workerと書いてある=スキルのない単純労働しかできない人々)はサービス業に従事せざるを得ない。しかし低賃金がゆえに次の職に替わる元手ができず、とにかくその日その日を過していくことに必死になるだけ。かくして、vicious circleが確立され貧富の差は固定していく。

しかしアメリカに限らず、日本でも同様なことが起こっているのは先刻ご承知のとおりであって、もはやかつて賞賛(?)された日本型終身雇用は限界に達しており、終身雇用を前提とする限り新規労働者を締め出さざるを得ないという結果になってるな。ことし、来年と日本の大学新卒者の雇用情勢はかなり悲惨な状況が予想されてる。今後どうなるんだろう・・・。

いまの大学進学率は4割くらいらしいですね。ワシらのころは25%くらいだった。親が大学は出とけ、つうのでありがたく行かせていただいたんだけど。それでも母親は心配して「調理師の免許取っといたら」なんて調理師学校に行かせようとした。「そんなもん要るかいな」とそのときは笑い飛ばしたんだけど、いまから考えたらなかなかの慧眼であるの〜。

とにかく「手に職をつけとけ」というのが母親の持論であってナマクラモンのワシはかなり心配の種であったみたいだ。たしかにたのきんトリオでも「手に職のある」野村義男がしぶとく生き残ってるしな。英語なんかも「手に職」の一種なんだろか。まあ確かにそのひとつではあろうけど・・・。

これでことし18冊だけど、あまりにもいいかげんな読み方なので勘定に入れていいかどうか微妙やの。21冊読めたら、カウントしないことにしようかな(笑)。

でまたまた関係ないけど気に入った曲を貼っとく(聞きたくなったとき便利なもんで)
posted by デンスケ at 09:20| Comment(2) | PB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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