2010年07月19日

いささかの進歩?

あつ〜晴れ

pygmy-us-hardcover1.jpg

Rothの小説は期待はずれだったので、同時に買っていた"Pygmy/Chuck Palahniuk"と
いう作品を読みかける。なんとなく表紙が気に入ったのと、裏表紙の内容紹介が気に
入ったのである。交換留学生を装った全体主義国家からの若い工作員のアメリカでの
破壊活動を描いているとのこと。もちろん内容はオチャラケである。どんな作家か
知らなかったので、オフィシャルサイトを見てみたら、いきなり"The Cult"と書いてあり
ちょっと引いてしまった。

で、内容はというと、すごく読みにくい文体。英語が母国語でない破壊工作員の記録を
模したものだから、ほとんど暗号解読の世界。
主人公(Pygmy)がホストファミリーに連れられて教会で牧師と会話するシーン。

Pradator male slaughter of this agent,say,"Pleased to meet you,Pygmy"
Say,"I'm Reverend Tony"
Mouth of oparative me say,"Happy to engage you,crafty stooge of superstition."
Mouth of oparative me say,"How is your health, puppet of Satan?"
Worship leader fashion forehead to lift single hair brow arching above eye.

こんな感じで延々と続くわけで、どれが主語やら述語やらわからない。
あれですね、シュワちゃん演ずるターミネーターの英語に似てますね。

さすがに30pほど読んで音を上げた。なかなか面白そうなんだけどな。
まあ、また読める日も来るかと。その日まで修行しまっさ。

で、読むものがないのでひっくり返してたら、"The Best American Mystery Stories 2005"を
発見。編者はジョイス・キャロル・オーツ。4年ほど前に買って難しくて放ってた本だ。
オムニバス短編集なんだけど、わりかしスイスイ読める。朝から3つほど読めた。

4年前、勢い込んで買ったけど読めなかったんだよな〜。進歩したもんだと自分でも思う。
ついでに、Pass単も発見。買った直後に行方不明になってた。まだ帯も付いてる。
これもやったほうがいいよな、と思いつつ中身を見てみたら、意外と知ってる単語が多い。
まさか準1?と思ったくらい。よく考えたら、準1のときはPass単の存在を知らなかったのだ。

人間、ノロノロとはいえ進歩するもんでんな〜、と思った梅雨明けの休日。
posted by デンスケ at 14:33| Comment(10) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

Indignation / Philip Roth (2008)

238p、読了。つまらんかった。やたら独白が長くほとんど飛ばし読み。
米アマゾンではやたら評判がいいけどホンマか。

indignition.jpg

ロスの小説は「ユダヤ」が大きなテーマだけど、しょせん日本人には
理解不能。少なくとも日本しか知らない日本人には。ウディ・アレンの
映画とか見ていても、「面白いけど、なんでそこでユダヤが出てくるの」
って思ったことないですか。

まあそれはともかく、この小説も面白くなりそうでわけわからんまま
放り出したという感が否めない。"The story is a good idea, but it
never should have been published at this point in its development.
Indignation is an editorial failure as much as anything else."
なんて書評もあってまあそのとおりだと思う。

ユダヤの肉屋の息子である堅物の主人公(朝鮮戦争に徴兵されるのではと
ビビってる)は勉強して法律家になりたいと念願している。親父がちょっと
パラノイヤになりかけたので地元を離れてオハイオのカレッジに進学。
どうも剣呑な性格のせいか、周りに溶け込めない。ユダヤ人のフラタニティ
すら拒否し、孤高の勉学の日々。

歴史のクラスで知り合ったきれいな女子学生とやっとこさデート、しかし
車の中でblow jobされて大混乱。別れの手紙を出したり哀願したりで、
読んでいてイライラする。で、盲腸で入院、母ちゃんがやってきて見舞に
きた女子学生とご面会。女の子のリストカットの痕を見た母ちゃんは息子に
別れるように促す。情けないことにハイハイと約束、退院するや否や
女の子を探し回る始末。なんじゃそりゃ。

もっとも、本編のほとんどが"Under Morphine"という章の主人公の独白で
ある点に注意。最後に小説の組立が説明されるのだけれど、それまでの
主人公の独白と上手くかみあってなくて、説得力ないんだよな。とって
つけたような感じ。「あてにならない語り手」の手法としても中途半端。

Philip Rothは4冊読んだ(翻訳で「さよならコロンバス」、「素晴しい
アメリカ野球」、PBで"The Plot Against America"とこれ)けれど、
どうも面白かったってのがないな。相性悪いんだろう。

しかし寄宿舎生活、メンタルをわずらった女の子との性交渉ってどっかで
聞いたことないですか。う〜んと考えて「ノルウェイの森」だと。
☆1個。
posted by デンスケ at 21:36| Comment(4) | PB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

ワシのお蔵出し

英語学習のお蔵出しならええんだけど、ワシは系統だって勉強したわけではなくて、
テキトーに本やら雑誌やら新聞を読んできただけで特に語るべきこともない。
何か読むことが好きなら、誰にでもできる。たくさん読めばなにかしらエエことが
あるかもしれない。単語は適当な時期にまとめてやるのが吉と思うけど。

1979、ワシは20歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。

ポール・ニザンの「アデン・アラビア」の出だしだけど、当時は鼻血が出そうな思いで
読んだものである。いまの若い人はポール・ニザンなんか知ってるのかの。

1979はやたら思い出深い曲が多いな。


ニコレット・ラーソンはリンダ・ロンスタットの妹分みたいなかんじでデビューしたけど
"Lotta Love"が鮮烈過ぎて、あと何かあるのかといわれるとう〜んである。能天気な
カリフォルニアのイメージが先行して気の毒だった。早くに脳腫瘍で亡くなったのも。



リンダ・ロンスタットは当時人気絶頂でワシもいろいろお世話になったものである。
もちろんお会いしたことはないですが。しかしこのビデオは面白いな。なんというか、
アメリカの音楽の分厚さとでもいったものを感じる。当時、ロンスタットはブラウン
カリフォルニア州知事(レーガンの後任)と付き合っていて、ブラウンは民主党の大統領
候補に擬せられたこともあったから、ファースト・レディがスーパースター歌手?なんて
騒がれたものである。

この年にデビューしたRickie Lee Jones はワシがいまも熱心にフォローしてる歌手で、
6年ほど前に来日したときに見に行った。東京はオーチャードホールなんて立派なトコで
やって、日本の有名歌手が勢ぞろいなんて状況だったらしいけど、大阪は立ち見オンリー
の妙なコンサートだった。キーボードが二ール・ラーセンだったのはこれまたビックリ。



このひとの"High Gear"は名盤だったな。このころはアホバカフュージュンが全盛で、
いまやそのへんの音楽って思い出すこともないけど、このアルバムはいまだに愛聴
している。クロスオーバーってジャズよりになればグダグダだし、ロックよりになれば
頼りない、つうのがほとんどだったけど、これは緊張感がありタイトな仕上がり。

内容はないけど、いちどワシが20歳だったころのハヤリの音楽を書いてみたかったのだ。
いまの若いヒトには、若山一郎の「お〜い中村君」とかと変わりなく聞こえるんだろうか。

posted by デンスケ at 23:08| Comment(14) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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